7日の日経平均株価は小幅に反発したようで前日比10円51銭高の1万1292円83銭だった。どうも投資家は商いにあまり乗り気でないようで、小高い水準でもみ合いとなったようだ。日銀の金融政策決定会合についても、3月の会合で方向性は見えているといい、市場の反応は限られた。引け際に上げ幅を縮めたようだが、金融株が反落を支えたようだ。東証1部の出来高は23億9315万株。売買代金は1兆6809億円。騰落銘柄数は値上がり1038銘柄、値下がり498銘柄、変わらず139銘柄。

銀行株は個人投資家が好む銘柄ということで強さを見せれば、安心感を強めることにもつながるだろう。この辺りで調整が入り易いところだが、最近の相場は押し目待ちに押し目なしの状態だという。当面は下値はかなり限定的になっているようだ。明日の機械受注統計が調整のきっかけになるか、それとも買いを加速させる内容になるか注目したいという。

為替の方は、

7日の東京外国為替市場のドル円相場はどうも伸び悩んだようだ。国内の機関投資家や輸入企業がドルの値ごろ感から買いを入れたようだが、上値の重さを嫌気した売りが出てもみ合ったようだ。午後5時現在は1ドル93円86~89銭と前日比03銭のドル高・円安だった。

前日公表された米連邦公開市場委員会議事録は早期利上げのリスクが指摘されたことが材料視され、ドル円は安く始まったようだ。その後、94円台を回復する場面もあったようだが、日銀の金融政策決定会合は、想定の範囲内の内容で、追加緩和策導入を期待していた一部の投資家から失望売りが出たようだ。この日の値動きは方向感に乏しく、今週いっぱい続いて93円水準まで下落する可能性があるという。

今日のトヨタは、小幅安で引けた。日産とルノー連合と独ダイムラーは、株式の持ち合いをはじめ、環境にやさしい電気自動車、新興国で大きな需要が見込まれる小型車の共同開発など、幅広い分野で提携することで合意したと正式発表した。自動車業界も省燃費車に向けた再編が始まるのだろう。三菱重工は変らず、コマツは小幅安で引けている。


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