1日の日経平均株価は大きく反発して前日比154円46銭高の1万1244円40銭と、3月30日に付けた終値ベースの年初来高値を上回って引けた。海外投資家の積極的な資金投入と先物にまとまった買いが継続し、日経平均を引っ張り上げたようだ。第一生命保険の初値が公開価格を上回ったことが安心感を強めたとの見方もあるようだ。TOPIXも前日比6.45ポイント高の985.26ポイントと高値を更新したが、金融株が足を引っ張って上値は重かったようだ。東証1部の出来高は23億6782万株。売買代金は1兆8654億円。騰落銘柄数は値上がり947銘柄、値下がり576銘柄、変わらず146銘柄。

日銀短観を素直に好感した買いが入ったことが株価を引き上げた原動力だろう。普段なら特に材料視されないような良くも悪くもないものだが、それが高く寄り付いたことで、地合いの良さが意識されたようだ。うまくいけば明日の米3月雇用統計発表での出尽くし感も払拭されるかもしれない。やや気になるのはTOPIXで、地銀株には、郵貯預入額の引き上げは当面の重しだろう。

為替の方は、

1日の東京外国為替市場のドル円相場は、株高基調を背景に市場参加者のリスク許容度が拡大し、低金利の円が嫌われる展開となったようだ。午後5時現在、1ドル93円60~63銭と前日比34銭のドル高・円安だった。
93円50銭から94円辺りで売りが出るようなので、明日の米雇用統計を前に利食い売りも出やすいといわれ、最後は上げ足が重かったようだ。

今日のトヨタはやや反落して引けている。自販連などが発表した09年度の国内新車総販売(軽自動車含む)は、前年度比3.8%増の488万265台と4年ぶりにプラスに転じたようだ。世界同時不況の影響で販売が急減した08年度の反動に加え、エコカー減税など政府の支援策が需要を押し上げたという。登録車(660CC超)の販売は、10.0%増の318万2073台と7年ぶりに前年度を上回った。そのうち、乗用車が15.0%増で、ハイブリッド車や低燃費の小型車に人気が集中している。HV「プリウス」が大ヒットしたトヨタ自動車が14.4%増の149万台。HV「インサイト」や小型車「フィット」などが寄与したホンダも28.8%増の50万台と伸ばした。三菱重工とコマツは堅調で値を伸ばして引けている。

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