今週(3月29日-4月2日)の東京株式市場は、週前半は堅く動きそうだが、後半は上がつかえて重い展開のようだ。年初来高値を記録してやや過熱感が強いようだが、週末には約1年半ぶりに1万1000円を回復したため、達成感から売りが出そうな気配もあるだろう。投資家としては買い進むという思いもあるだろうが、4月1日には日銀短観、2日には米3月雇用統計発表を控えて、週後半からは様子見に傾くかも知れない。特に短観は期待が大きいので、利益確定売りが入る可能性もある。

やや気になるのは、昨年来高値を更新するような熱い相場だったのに、商いが盛り上がらない点だろう。26日の出来高21億5094万株は、最近では大商いだろうが、辛うじて20億株を突破した程度で特に際立って多いわけではない。どうも今一つ盛り上がりに欠けるようだ。当面、注目は4月1日に新規上場する第一生命保険だろう。久しぶりの大型企業の上場に、投資家の盛り上がりを期待したい。

今週は、高値としては1万1千円から底は1万700円程度だろうか。1万1千円を維持するにはもう少し時間がかかるかもしれない。

日本ブログ村へ(↓)

https://novel.blogmura.com/novel_long/