26日の日経平均株価は反発して前日比167円52銭高の1万996円37銭と3日続伸、1月15日の昨年来高値を更新した。TOPIXは同14.59ポイント高い966.72ポイントと3日続伸し、高値引け。1月高値を上回った。円安にアジア株高が後押しして積極な買いが入り、取引時間中に日経平均は08年10月3日以来、約1年半ぶりに1万1000円を回復したようだ。東証1部の出来高は21億5094万株と3月12日以来、2週間ぶりに20億株を突破。売買代金は1兆4889億円。騰落銘柄数は値上がり1414銘柄、値下がり178銘柄、変わらず90銘柄。

来週は4月1日の日銀短観、2日の米雇用統計など重要経済指標が発表されるが、トレンドとしては上昇傾向で、指標の内容が良ければ1万1千円を抜くだろうとの見方がある。海外勢の買いが続けば、株価は高値圏で推移するだろう。来週前半は堅調推移だが、短観については強めの期待があり、週末には雇用統計発表も控え、やや上値が重いかもしれない。

26日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが続伸したようだ。日米金利差の拡大に着目した買いが入り、東京市場でもドルは堅く推移したようだ。午後5時現在は1ドル92円65~68銭と前日比75銭のドル高・円安。

東京市場は92円台半ばのドル高模様でもみ合った。前日と比べて60銭ほどドル高・円安で取引が始まったが、国内輸出企業の戻り売りが足を引っ張る一方で、アジア株高を受けたリスク買いが入る場面あり、どうも方向感に乏しい展開だったようだ。来週発表される3月の米雇用統計に注目が集まるが、米北東部を襲った2月の大雪や国勢調査に伴う臨時雇用の影響で非農業部門就業者数は前月比で20万人近い増加が見込まれているようだ。しかし、来週はさほど大きく動くことはないという。しかし、今後、本格的なドル高トレンドが形成される可能性があり、期待感からドルは買われるという見方もあるようだ。

トヨタは続伸。トヨタとマツダがハイブリッド車の基幹装置を供給することで最終合意したという。両社の取締役会を経て、来週にも正式発表するようだ。

マツダは、トヨタのHV「プリウス」に搭載されるものと同じ基幹装置を使った中小型車を、早ければ平成25年にも発売するという。トヨタがマツダに供給する基幹装置は、大容量の電池や走行用モーター、制御ユニットなどで構成され、マツダは独自開発の新型エンジンとトヨタの基幹装置を組み合わせた中小型車を市場に投入するという。

マツダは、平成27年ごろにHVを発売する予定だったが、トヨタからの基幹装置供給が決まったことで、発売時期を前倒しする方針のようだ。早期の業績回復に向けHVに関する技術を外販したいトヨタ、早くHVを発売したいマツダの双方の思惑が一致したというが、トヨタはこれを否定している。

三菱重工、コマツも堅調に値を伸ばしているようだ。

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