今週の東京株式市場は、先週に引き続いて、狭い範囲での動きが続きそうだ。材料がなく上値は重く、下値は1万円辺りで堅いという相場状態のようだが、これが動くとすれば1万円を割り込むという状況だろうか。ギリシャ財政問題など欧州金融リスクがユーロ売りで円を押し上げるかもしれない。そうすると、再び1ユーロ110円台に突入すれば、日経平均は、1万円割れに動く可能性があるそうだ。

また、中国では3月5日から13日まで全国人民代表大会(全人代)が北京で開催されるが、金融引き締めで、バブル抑制の政策に振れる可能性が高いそうだ。米国では雇用情勢と個人消費が焦点になりそうだが、米経済指標は全般に上げ下げが激しいようだ。その意味では、明日の1月個人消費支出と5日発表の2月雇用統計には要注意だろう。日本では、金融相場から業績相場に移行しつつあるようで、個別に評価されるだろう。好業績企業は買われ、材料出尽くし、織り込み済みの銘柄は、下げを見積もって、押し目買いだろうか。

そんなところで、今週の上値は、1万500円から底は9,900円程度だろうか。為替と米中の景気動向が決め手になるのだろう。

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