昨日24日の日経平均は前日比153円27銭安の1万198円83銭とまた大幅に続落して引けた。上海総合指数が小高かかったことなど悪いことばかりではないが、買う気にさせる材料がないことが上値を重くしたようだ。また、円が高止まりしたことも嫌気されたのか、戻りは鈍く前場終値付近へ押し返される場面もあったようだ。東証1部の出来高は17億4625万株。売買代金は1兆2565億円。騰落銘柄数は値上がり252銘柄、値下がり1322銘柄、変わらず106銘柄。

これといった材料がなく、米国でトヨタの公聴会も控えていたことから、全体的に様子見に終始したようだ。前場から先物の大口売り注文があって、後場も上値の重さが目立ったようだ。薄商で、戻しきれなかった1万200円は一つの節目かも知れない。これを早々に回復できないようだとしばらくは上値が滞るかも知れない。

為替の方は、

24日の東京外国為替市場のドル円相場は、米消費者景気信頼感指数の大幅悪化を受けて一時1ドル90円を割り込んだ海外市場の軟調を引き継いだものの、バーナンキ米連邦準備制度理事会議長の議会証言を夜に控えてこう着状態の展開となった。午後5時現在は90円31~34銭と前日(午後5時、90円97銭~91円00銭)比66銭のドル安・円高。

海外市場で売りが一巡したこともあり、東京市場はこう着状態だったようだ。為替も材料不足で、90円20銭辺りを軸にもみ合いが続いたようだ。海外時間にはバーナンキFRB議長の議会証言が控えており、様子見ムードが広がっているという。連日のドル円下落は輸出企業の売りが主導しているという見方がある。しかし、株が値崩れしていないので、この水準より下げることはないだろうと言う。バーナンキ議長の議会証言は、出口戦略に関する説明だけではなく、景気認識にも注目したいという。米経済指標では昨日の米消費者景気信頼感指数のように悪い数字も目立っているので悲観的な見通しが示される可能性もあるという。

トヨタは続落し、一時70円安の3255円まで売られた。豊田章男社長は米議会証言用原稿で、不具合が指摘されたトヨタ車による事故について謝罪する意向という。公聴会後にトヨタが生産調整するかどうかは注目だが、豊田社長の証言に目新しいものはなさそうで、公聴会通過で材料出尽くしを期待しているようだ。三菱重工はやはり反落して引けた。コマツも小幅ながら反落のようだ。

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