今日23日の日経平均は利食いに沈んで前日比48円37銭安の1万352円10銭と反落して引けた。後半は香港ハンセン指数や、シカゴ先物取引システムで米株価指数先物がプラスに転じたため、東京市場は少しずつ買戻しが出て、株価は下げ幅を縮めたようだ。上値は重いようだが、底もしっかりしているようで小幅な値動きになりそうだ。東証1部の出来高は17億947万株。売買代金は1兆1608億円。騰落銘柄数は値上がり653銘柄、値下がり859銘柄、変わらず170銘柄。

このところ、前日の結果に反応する株価の動きが続いているが、今日は昨日の急騰を受けて利食いが出て株価を押し下げた。後場になって買戻しがあったようだが、国内企業の業績が好調で株を手放すのを躊躇う動きと共に、ドバイ、ギリシャ、米・中の金融引き締めなど海外に不安定要素が多すぎるため、持ち続けようと言うのも不安があるという複雑な心理状況で、底は堅いようだが、小刻みに値動きを探る動きとなっているようだ。

為替の方は、

23日午後の東京外国為替市場のドル円相場は、相変わらず手がかり不足の中、ドルの上値が重い状況が続いて、1ドル91円近辺での動きとなっている。午後3時現在、1ドル91円05~08銭と前日比45銭ばかりドル安で引けた。

午前中は、米超低金利政策の長期化観測や米株安などドル軟化の流れを引き継いで、ドル円相場は91円台前半で動いていた。午後にはややドルが弱含んで、一時1ドル91円台を割り込むようになったようだ。しかし、日経平均が買戻しでやや下げ幅を縮めると、リスクを避けようと言う投資家の姿勢がやや緩和してドル円も91円台に戻したようだ。しかし、ギリシャ問題の先行き不透明などこれといった材料もなく、ドル円も91円近辺で重い動きになるそうだという。

今日のトヨタは小幅な反落で引けた。トヨタの大規模リコール問題をめぐる米議会の公聴会が23日午前、ワシントンで始まる。米国トヨタ自販社長は、安全問題への対応が遅れ、顧客に懸念を抱かせたとリコールが遅れたことの非を認め謝罪するが、安全と信頼性を最優先していると、欠陥隠し疑惑は否定しているようだ。

24日に開かれる米下院監視・政府改革委員会の公聴会には、北米トヨタ社長とともに、トヨタ本体の豊田章男社長が証言する予定だが、延べ800万台に及ぶリコールと対応のまずさで広がった消費者の不信感を解消する糸口をつかめるか、トヨタにとって大きな正念場となるだろう。三菱重工は堅調のようで今日も値を上げて引けている。コマツは小幅な反落で引けたようだ。

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