収益改善の傾向が見られるとは言ってもそれは世界恐慌の最悪期に比較してということで未だに顕著な改善の兆しはないようだ。そこにもって来てトヨタのリコール問題やら相変わらずの政府の無策やらでこの先も明るいとはいえないが、先週1万円台を守ったことから、今週も株式市場は比較的堅調な相場展開となりそうだという。

年度末に入り、金融機関による保有株圧縮の動きや持合解消など、潜在的な売り圧力が株価の上値を押さえるかも知れないが、その一方で、1月下旬以降の相場調整局面で売り越しを続けてきた海外投資家が、2月第2週に3週間ぶりに買い越しに転じるなど、海の向こうの需給に明るさが増してきたことも事実のようだ。今週は、日経平均が25日線(19日現在1万345円)を超えられるかが焦点になるという。

外国為替市場で、米公定歩合引き上げによりドルが他通貨に対し、強みを見せているのは追い風になるだろう。ドル円為替のレートの動きのよっては輸出依存の日本企業の収益が改善されることも見込まれ、来期の業績は明るさを増してくるだろう。今週の注目は、米下院でのトヨタ車に関する公聴会、春節明けの中国・上海市場の動向などだろう。

そんなところで今週の上値は、1万400円辺りから、底値は、1万円の上辺りだろうか。さほど大きく動くことはないだろうと思うが、・・・。

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