週末19日の日経平均は何と前日比212円11銭安の1万123円58銭と4日ぶりに大幅な反落で引けた。米公定歩合引き上げに様子見が多くなる中、先物主導で下げ幅が広がった。米株価指数先物の下落や、香港ハンセン指数の急落で、今晩の米国株や週明けの上海総合指数への警戒感が強まったようだ。東証1部の出来高は18億3313万株。売買代金は1兆2780億円。騰落銘柄数は値上がり162銘柄、値下がり1426銘柄、変わらず91銘柄。

米公定歩合の引き上げは予想の範囲で、それなりに対応しておこうと言うて小戸の売りだったという。アジア株や先物は反応が過剰だったようだ。公定歩合を引き上げたからといって、すぐに引き締めというわけではなく、日本株にとって悪材料とも言い切れない。昨年11月のドバイ・ショックも先物主導だったが、これが長く尾を引くと言うことも言い切れないようだ。

為替の方は、

19日の東京外国為替市場のドル円相場はドルが続伸した。米国の公定歩合引き上げでドル買い・円売りの流れが継続し、一時約5週間ぶりとなる1ドル92円付近までドルが上昇したようだ。午後5時現在は91円95~98銭と前日比98銭のドル高・円安。

海外でドルが値を上げた流れを引き継ぎ、東京市場は92円近辺で取引を開始した。92円付近では輸出企業のドル売りでやや上昇が鈍ったが、英国の財政赤字懸念でドルが対ポンドで上昇、つれてドル円もじわじわと値を上げた。

どうもドルの値上がりは過剰反応という見方があり、利上げと異なることが理解されれば、ドルの上昇は止まるだろうとの見方がある。この先、懸念材料の多いユーロがキャリー通貨のように売られ、ドルと円がニュートラルの関係にあるので、年度末需要の売買が終了する4月以降、ドルの転換点がきそうだという。何となく分かったような分からないような、・・・。

トヨタは続落で引けた。豊田社長が大規模リコール問題をめぐり、米議会の公聴会で証言することが決まったようだ。世界中に波及した一連の品質問題の発火点で、現在も最も激しい批判のある米国で、経営トップとして火消し役を果たすようだ。三菱重工も下落、羽田に5本目の滑走路建設計画が浮上したようだが、漁業補償や船舶の航路確保、多摩川の流れも考慮しなければならないため、容易ではなさそうだという。しかし、成田空港の拡張は絶望的で、空港整備が遅れている日本にとって5本目の滑走路建設は必須だろう。来年には建設に向け動き始めるのではないかという見方がある。その場合、航空株と建設株には大きな追い風になるだろう。コマツも下落で引けている。

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