昨日12日の日経平均は米国株や中国株の高値を背景に続伸したようだ。終値は何とか1万円を超える128円高の1万92円で、4日ぶりに1万円の大台を守って引けたようだ。円安、米株高など外部環境が落ち着いたことが投資家の不安感を和らげたようで、全般に値頃感の買いが広がったようだ。東証1部の出来高は20億株と控えめで、買い方が完全に戻っている状況ではないという。

米国市場はEUのギリシャ支援で反発に転じたようだ。原油が連騰していることも好感だと言う。日経平均は買い先行でスタートしたが、一巡後は売り押されて1万円割れ寸前でもたついたようだ。後場ではと中国などアジア市場の堅調が日本株を下支えして、前場の押しで1万円を割らなかったことも逆に底堅いと見られ、終盤に上げ幅を広げたという。しかし、まだまだ本調子には程遠いようだ。来週は15日が米市場休場、中国は旧正月入りで大型連休と動きは少ないというところのようだ。

為替の方は、

12日の東京外国為替市場の円相場は続落したようだ。中国の旧正月を前に様子見が主流となり、取引も閑散のようだったが、終盤に欧州勢の円売り・ドル買いで1ドル90円台まで下落したようだ。午後5時現在は90円05~06銭と前営業日比31銭の円安・ドル高だった。ギリシャ支援に欧州各国が具体策を示さなかったことが嫌気され、ユーロが売られたようだ。ドル円はこのところ90円付近でもみ合う展開が続いている。当面はギリシャ問題が影を落としそうだ。

トヨタは続伸しているが、まだまだリコール問題の先行きは見えて来ない。米下院へのトヨタ回答書の内容では電子制御スロットル・システムはいかなる問題もない。また、ブレーキとアクセルを同時に踏んだ場合にブレーキを優先するシステムの搭載車を拡大する計画を表明するなど安全対策に万全を期すという。

急加速問題の最大の焦点となっているエンジンの燃料弁を制御するETCSのについて、〈1〉極めて強固に設計され、異常時にはエンジン停止や減速機能もある〈2〉外部機関に委託した調査でも問題は見つからなかったとして、急加速の原因ではないと自信をもって言えると従来の主張を繰り返したようだ。

これは米国内で、急加速の原因がトヨタが改修を打ち出したアクセルペダルやフロアマットだけではなく、電子系統の構造的欠陥ではないかとの疑惑が高まっていることに対して米下院に回答したものと言う。しかし、当分はホンダのリコールも含めて影響は続きそうだ。

三菱重工は小幅高、大きく上下するような企業ではないが、こんなものだろう。コマツはしっかりと値を上げたようだ。

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