今日8日の日経平均株価は前週末比105円27銭安の9951円82銭と3日続落で1万円台を遂に割り込んだ。終値としては約2カ月ぶりの1万円割れとなったようだ。これと言った刺激材料のない中、低い水準でもみ合いとなったが、先物がこけたら現物も下値を探るようになり、さらに値が下がったようだ。東証1部の出来高は19億9663万株。売買代金は1兆2918億円。騰落銘柄数は値上がり396銘柄、値下がり1155銘柄、変わらず129銘柄。

ここしばらく維持していた1万円台が、先物売りで崩れてあっさりと割り込んだあと、値戻りの鈍さを嫌気して、更に売りが加速したようだ。これで優良株まで売り込まれ、さらに個別ので悪材料が出てしまい、下値に拍車をかけたようだ。国内の企業業績は好調で、これといって売られる材料もないのだが、どうも外部環境に動かされすぎているようで、その分、上値も重いようだ。当面は1万円を挟んだもみ合いに終始しそうだという。

為替の方は、

今日の東京外国為替市場のドル円相場は、これと言った材料もなく、狭い範囲でもみ合ったようだ。午後5時現在は1ドル=89円38~41銭と前週末(午後5時、89円47~50銭)比09銭のドル安・円高。

バラつきのある米雇用統計を受けて、やや下落した前週末の海外市場の流れを引き継ぎ、東京市場のドル円相場は90円を下回る89円台の前半で取引を開始したが、これといった材料に乏しく小動きに終始した。最後は欧州勢の本格参入でやや値を戻したようだ。

ユーロ下落要因である南欧諸国の財政問題について、今後ユーロ安が続くとすれば、ギリシャ以外の国で格下げが行われるかどうかだという。この問題に対する為替相場への影響について、欧州の景気見通しが改善すればいったんユーロ安は終了し、3月の欧州中央銀行の景気見通しが改善すればユーロも反発しそうだという。しかし、南欧の財政危機はまだ続くだろうし、全般的なリスク回避の姿勢は変わりそうにないという見方もあるようだ。

今日のトヨタは小幅な下げで引けた。ハイブリッド車のプリウスのブレーキ不具合問題で、リコールを国土交通省に届け出るようだ。同じブレーキシステムを採用しているサイなども改善措置を行うようだ。三菱重工はわずかながら反発、コマツはそこそこ値を下げて引けている。

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