株式市場は、世界的なリスク回避の流れが再び強まっている。日経平均は昨年１２月半ば以来１万１００円を割り込み、米国ではオバマ米大統領が打ち出した金融改革案についての先行き不安、ギリシャやスペイン、ポルトガルなど欧州の財政不安など不安要素が目白押しだ。また、トヨタのリコール問題が米国で政治問題化してきた影響が、不安感を一段と強めることになった。週末の日経平均は、1万円の大台を何とか保ったが、先物市場ではイブニングのほか、シカゴ先物市場でも1万円の大台を割り込んで取引を終えている。週初は1万円割れからのスタートとなるのではないだろうか。
しかし、このところ１万円付近では下げ渋っており、押し目買いのタイミングとみている投資家も多いようだ。相場の方向は欧州の財政不安など海外要因によって調整基調が続く可能性は高いが、個別単位では相対的な出遅れ修正を狙った資金流入は継続するので、１万円を大きく割り込むようなことはないと思う。
金融改革案については週末の７カ国財務相・中央銀行総裁会議でなんらかの見解が示される可能性があるため、そこでアク抜けにつながる可能性はありそうだという。また、週末のＮＹダウは一時1万ドルを大きく割り込んだが、雇用統計での失業率低下を下支えに反発しているようだ。
トヨタのリコール問題は懸念払拭に時間を要するだろうが、米政府の批判的な対応に疑問を呈する動きもあり、沈静化に向かうことが期待される。当面の底値は９，９００円辺りで底を打つのではないかと言う。調整が済めば反発へと向かう可能性があると言う。しかし、当面は直近の下げに対するテクニカルリバウンドの範囲内で、本格的な上昇相場とはならないのではないかと言う。
欧州の財政不安など海外要因に影響され、物色銘柄が限られるため、日経平均を強く押し上げる力に欠けるだろうという。週中に祝日を控えていることから積極的なポジションも取りづらいだろうし、翌週からの中国の春節入りとなり、次第に手掛かり材料に欠ける相場展開になるのではないかという見方が強いようだ。
今週の上値は１万３００円ほどから底値は９，８００円辺りだろうか。１万円付近でもみ合うことが多くなるだろう。
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しかし、このところ１万円付近では下げ渋っており、押し目買いのタイミングとみている投資家も多いようだ。相場の方向は欧州の財政不安など海外要因によって調整基調が続く可能性は高いが、個別単位では相対的な出遅れ修正を狙った資金流入は継続するので、１万円を大きく割り込むようなことはないと思う。
金融改革案については週末の７カ国財務相・中央銀行総裁会議でなんらかの見解が示される可能性があるため、そこでアク抜けにつながる可能性はありそうだという。また、週末のＮＹダウは一時1万ドルを大きく割り込んだが、雇用統計での失業率低下を下支えに反発しているようだ。
トヨタのリコール問題は懸念払拭に時間を要するだろうが、米政府の批判的な対応に疑問を呈する動きもあり、沈静化に向かうことが期待される。当面の底値は９，９００円辺りで底を打つのではないかと言う。調整が済めば反発へと向かう可能性があると言う。しかし、当面は直近の下げに対するテクニカルリバウンドの範囲内で、本格的な上昇相場とはならないのではないかと言う。
欧州の財政不安など海外要因に影響され、物色銘柄が限られるため、日経平均を強く押し上げる力に欠けるだろうという。週中に祝日を控えていることから積極的なポジションも取りづらいだろうし、翌週からの中国の春節入りとなり、次第に手掛かり材料に欠ける相場展開になるのではないかという見方が強いようだ。
今週の上値は１万３００円ほどから底値は９，８００円辺りだろうか。１万円付近でもみ合うことが多くなるだろう。
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