28日の日経平均米国の景気回復傾向で前日比162円21銭高の1万414円29銭と5営業日ぶりに大幅反発したようだ。日本時間の午前11時頃から始まった米オバマ大統領の一般教書演説を受けて米株価指数先物が上昇し、これに引っ張られて日経平均も値を上げた。上げ幅が200円を超えることもあったが、新日鉄の業績下方修正が上値を鈍らせたようだ。TOPIXも、同6.65ポイント高の914.32ポイントと5日ぶりに反発した。東証1部の出来高は23億6292万株。売買代金は1兆8060億円。騰落銘柄数は値上がり1094銘柄、値下がり451銘柄、変わらず136銘柄。

米国の一般教書演説では減税や雇用対策について触れられ、米株先物が好反応を示していることから全体相場を押し上げる要因にはなった。しかし、トヨタ、新日鉄など主力株の一角に悪材料が出たものの、地合いの良好さで値を押し上げたようだ。決算について最近では織り込み済みとの声も多かったが、直近までの下落で業績を素直に好感する買いを入れやすくなったようだが、今後も円相場に対して神経質な値動きが続くだろうという。

為替の方は、

28日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は反発したようだ。未明に発表された米連邦公開市場委員会声明で景気判断の上方修正が示されたことをを好感し、ドル買い・円売りが広がった。午後5時現在は1ドル90円41~44銭と前日(午後5時、89円37~40銭)比1円04銭のドル高・円安。

FOMC声明でドルが上伸した流れを継続し、東京市場は90円近辺で取引を開始したが、アジア株や米株価先物が上昇したこともドルを買い進める要因となったようだ。落ち着いたところで、90円30銭近辺でもみ合う展開が続いている。日本時間午前11時に行われたオバマ米大統領による一般教書演説は、中長期的な米景気回復の道筋に自信を与えるものとなり、米株価先物を押し上げる一因となった。しかし、注目された金融規制強化方針に関する言及がなかったことで、為替相場への影響は限定的だったという。

一方、ギリシャの債務問題が引き続き懸念され、また、ドル安の受け皿として買われていた部分の調整と信用不安によるユーロ売りリスクが重なり、今後は欧州市場が主導の地合いになりそうだとの見方もあるようだ。

今日のトヨタは大きく値を下げた。リコール問題と生産休止がかなり響いているようだが、影響は短期、で買い増しのチャンスという見方もあるようだ。それほど心配することはないだろう。三菱重工、コマツも小幅な続落でパッとしない。

最近は原油価格を見なかったが、27日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、米国の石油製品在庫の増加やドル高を嫌気した売りに押され、1バレル73.67ドルと、前日終値比1.04ドル安で取引を終えたようだ。ついこの間は1バレル80ドルを超えていたと思うが、・・・。

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