今週の日経平均は、当面、1万5百円台を維持できるかどうかがまず注目だろう。これを維持できるかどうかは、まず、年初からの上昇相場をけん引してきた海外の投資家が日本株式市場に対してどう動くかだろう。

一説によれば、外資系証券10社の売買動向は、1月19日まで16営業日連続買い越しと、海外の投資家はかなり日本株に注目して買い入れているようだ。その記録は20日に途切れてしまったようだが、週末はまた買い越した。特に株価が急落した22日も買い越しという結果は注目に値するだろう。

特に、1月は12月決算を終えた外国人が新たに銘柄を組み入れる月だという。そして、来週は、その最終週となる。海外からそれ相応の資金が東京市場に流れ込むだろう。

しかし、来週は今3月期第3四半期累計(09年4月~12月)の企業決算発表が本格化する週となる。リーマンショックで落ち込んだ企業業績を、どの程度の企業が業績増額修正してくるかが最大の関心事となるだろう。

そして、来期に各企業がどの程度、業績の本格回復を織り込んでくるかが、今後の相場の浮沈を握っているといえるだろう。業績回復が期待に添えば相場の下支え要因としても十分に機能するものと予想される。

株価にとって最大の不安要因は為替の円高の進行で、これがどの程度のラインで安定するかが相場をかなり左右してくるだろう。

今週の日経平均は、上値が1万1千円辺り、底はやや期待を込めて1万4百円程度としておこうか。本当は1万5百円と言いたいのだが、為替の動向によっては割り込むことがあるかも知れない。

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