今日の日経平均は前日比130円89銭高の1万868円41銭と4営業日ぶりに大幅に反発して引けたようだ。海外勢の買いも入ったようで、全般に上昇基調に終始したようだ。09年10-12月期の中国実質GDPが市場予想を上回ったことから、金融引き締め強化の影響を受けるとの見方で中国株が売られて、日本株が買われたのがその要因だろう。円相場が1ドル91円台半ばまで下落したことも株価には追い風になったようだ。東証1部の出来高は26億2304万株。売買代金は1兆8990億円。騰落銘柄数は値上がり1013銘柄、値下がり504銘柄、変わらず166銘柄。

中国の金融引き締め強化は、熱くなり過ぎた市場を正常化しようというもので、日本株への悪材料にはならないという。世界的にみても2010年の日本株は上昇するとの見方が大勢のようだ。しばらくは中国株を売って日本株を買うというトレンドが続くようで、1万1千円台超えも期待される。米国では決算期待先行で買われていたようだが、日本株は新興国の追い風を受けて上昇しているようで、来週から決算発表が本格化するが、全体相場に与える影響はそう大きくないと見る向きが多い。

為替の方は、

21日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は続伸した。午前に発表された中国の国内総生産(GDP)が好調だったことを背景に、世界経済の先行きへの安心感が広がり、安全資産とされる円が売られた。午後5時現在は1ドル=91円51~54銭と前日(午後5時、90円88~91銭)比63銭のドル高・円安。

米国の12月の米住宅着工許可件数が増加し、前日の海外市場でもドル高・円安が進行していたが、東京市場では中国のGDP発表を受けて91円台前半から後半までじりじりと値を上げた。ドルの上昇が一服すると利益確定売りがやや強まった。ユーロはどうも安値で推移しているようだ。以前はリスク選好で買われたユーロが、中国のGDP発表にも目立った反応がなかったようだ。ギリシャの財政問題が材料視されているという向きもあるが、ドル安を背景に買われてきたユーロの化けの皮がはがれただけなのではないかという見方もあるようだ。

今日のトヨタは、大きく値を伸ばして昨年来高値を更新したようだ。三菱重工は小幅な値上がりで引け、コマツも手堅く2千円台まで後一歩というところのようだ。

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