今日の日経平均は前日比90円18銭安の1万764円90銭と続落して引けたようだ。円相場が1ドル90円台半ばと円がじり高で、しかも先物に断続的な売りが観測されて株価はじりじりと値を下げたようだ。金融株が売られ、09年12月のマンション発売戸数の減少で不動産株も持ち堪えられなかったようだ。そんな状態で日経平均は下げ幅が百円を超える局面もあったようだ。東証1部の出来高は22億8081万株。売買代金は1兆2536億円。騰落銘柄数は値上がり682銘柄、値下がり845銘柄、変わらず154銘柄。

市場は材料難で円が高値圏で推移していることから利益確定売りが優勢となったようだ。米国ではインテルが好決算だったようだが、JPモルガンの決算発表は傾いたようだ。どうも米国株の動きがはっきりしないことから、3連休明けの米国株を横目で気にしながらという様子見気分も強かったようだ。相場を下押す一因となった銀行株の下げについても一時的なものだという。米国株が上昇してくれば、明日の円相場が高値圏で推移しても相場にはさほど悪材料とはならないだろうという。21日発表の中国GDPも結果によっては好材料となるだろうと見る向きもある。

為替の方は、

19日の東京外国為替市場のドルの対円相場は反落した。同日より本格化する米大手金融機関の10~12月期の決算発表を控えてポジションを一方向に取りにくくなっており、小幅の値動きになった。午後5時現在は1ドル=90円62~65銭と前日(午後5時、90円98銭~91円01銭)比36銭のドル安・円高。

日本航空の会社更生法適用の申請に伴う燃料購入のための為替予約解消の動きが懸念される中、アジア株が軟調に推移していることもドル円の下押し圧力となり、ドルは午前中からじりじりと値を下げた。しかし、90円の半ばでは底堅く、その辺でもみ合う展開になっているようだ。

注目された日航の為替予約解消のについて、一度に大量のドルが売りに出されるとの思惑で円買いに傾いていたが、大きな取引はないと思い直したようで、ドルは値を戻し始めているという。今夜は、シティ・グループが決算発表を行うという。JPモルガン・チェース銀行の決算が悪化したことから、シティグループも悪化するのではとの予想が広まりつつあるそうで、悪化の織り込みがこのまま進めば、逆に発表後はドルが買い戻される可能性もありそうだという。

トヨタは連日の反落で引けているが、全般がそんな状況なので仕方がないだろう。三菱重工も続落、コマツも下げで2000円をかろうじて守った格好だった。

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