今週の日経平均は、過熱気味の相場から警戒感が広がり、上値の重い場面が多く見られそうだという。週明け１８日は米国が祝日で休場となるので、先週まで指数を支えてきた海外勢の買いが細るだろう。また、日経平均株価で１万１千円が視野に入って来るが、週明けにこの水準を超えても、過熱気味の相場状況から、達成感や出尽くし感が強まる可能性が高いという。この辺りで海外勢の利益確定売りが警戒される状況かも知れない。
米国では企業算発表の本格化で、業績の回復期待に底値は堅いと思われるが、この辺りはもうすでに織り込み済みという声もあり、業績を好感する買いは個別銘柄に限られることから、全体への広がりは期待しにくいという見方もある。
また、週明けから通常国会が召集されるが、鳩山首相、小沢幹事長とも「政治とカネ」の問題が付きまとって、国会は出だしから波乱含みで、正常な審議が出来るかどうか危ぶまれる。国会の情勢次第では、政局を見据えた混乱も予想され、そうなると経済への影響は避けられないだろう。この辺りが台風の目となるかもしれない。
こんな状況で、今週の高値は１万１千円を超える程度から底は１０７００辺りだろうか。政局が株価を左右するかも知れない。
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米国では企業算発表の本格化で、業績の回復期待に底値は堅いと思われるが、この辺りはもうすでに織り込み済みという声もあり、業績を好感する買いは個別銘柄に限られることから、全体への広がりは期待しにくいという見方もある。
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