14日の日経平均は前日比172円65銭高の1万907円68銭と大幅に反発して引けたようだ。これは終値ベースで08年10月3日以来、約1年3カ月ぶりに1万900円台を回復したことになるという。ずい分株価低迷が続いたものだ。株価の反発は円高一服やアジア株の底堅い推移が後押ししているようだ。東証1部の出来高は32億2679万株(このうちJAL <9205> は10億株超で、全体の32%を占める)。売買代金は1兆5909億円。騰落銘柄数は値上がり1169銘柄、値下がり381銘柄、変わらず127銘柄。

勢いのある主力株に対して小型株はまだまだ物足りなさが感じられるという。全体では上昇のピッチがかなり早いものの、寄り付き前の09年11月の機械受注がかなり悪かったため、日本の低金利政策は継続されるという見方が大勢で、円安傾向が予想され、主力株に寄り添えば安心感があるのだろう。米インテルの決算が、悪くても円相場への影響は限定的という。

為替の方は、

14日の東京外国為替市場のドル円相場(気配値)は、日経平均株価やアジア株価の上昇を受けた投資家のリスク許容度の高まりを背景に反発、夕方にかけさらに強含んだ。午後5時現在は1ドル=91円83~86銭と前日(午後5時、91円26~29銭)比57銭のドル高・円安。

オーストラリア雇用統計が米国とは反対に市場予想を上回ったことを好感して、対豪ドルやユーロで買い戻しが入り、円は軟調に推移したようだ。ドルはその後、米小売売上高の様子見で91円70銭辺りでもみ合ったが、最後は本格参加してきた欧州勢による買いが入って強含んだ。12月の米小売売上高は、米国の景気回復期待が本物かどうかを確かめる上で注視の的となっているようだ。悪化を警戒する向きもあるが、結果を問わず、ドル売りになりそうだと見る向きもある。今の相場は、上下動が激しく、数時間単位でのトレンドで上下する状況が続いているが、この先のテーマを探っている段階だろうという。また、年始からの相場は、米景気の回復期待が色濃く出ているので、市場は楽観的になり過ぎているのではいう向きもある。

今日のトヨタは、大幅続伸で4,100円台に乗せた。業績もかなり回復してきたようだ。三菱重工は、これも堅調に値を伸ばしている。三菱重工は、独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構から海洋資源調査船を受注した要だが、結構なことだ。コマツも2千円台を超えて好調なようで頼もしい限りだ。

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