政府は、2010年度防衛関連予算編成の自衛隊主要装備品調達に関して、新型戦車の調達やしらねの代替となる「22DDH」といわれるヘリ搭載護衛艦の建造費を計上する方針を固めたようだ。現状では独自の抑止・対処能力が低下しかねないとの判断が働いたとみられるという。

新型戦車の導入は現在約900両ある戦車のうち1970年代に導入した74式戦車約200両が今後5年で老朽化するのに伴う措置という。戦車については今後数的な装備量が減少するだろうからこの戦車、10式という呼称になるのだろうが、比較的少数の整備で調達を終了するだろう。概ね200両程度ではないだろうか。新型ヘリ搭載艦は、約1万9500トン、全長約248メートルと海上自衛隊で最大となる。防衛省は海自部隊の中核として多目的な運用を想定している。

何とか無事に「22DDH」の予算が成立しそうな状況になって来た。これは喜ばしいことである。新規装備というと目くじら立てるが、損耗更新・旧装備代替といえば比較的予算が通り易いというが、それは民主党政権でも変わらなかったようだ。今後も防衛費が大幅に増加することはなさそうだが、それでも周囲の国の軍備大増強を見据えながら少なくとも必要最低限の装備近代化・更新は必要だろう。

ひゅうが・いせや「22・24DDH」が軽空母として使用出来るかという議論はいろいろされていて大方の見方は否の方向だが、英国のインヴィンシブル級でもあれだけの活躍が出来たのだから、わが海上自衛隊の両クラスもそれなりの改装を施せば、軽空母として使用は可能だろうと思う。ただし、そこに至るまでがなかなか大変だろうが、器用で優秀な日本人のことだから機材さえ入手すれば比較的短期間で戦力化が可能だろうと思うが、どんなものだろう。

まあ、社民党辺りが訳の分からないことを言い出して優柔不断な首相が意を枉げなければ良いと思うが、明日が政府案の決定というので大丈夫だろう。

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