日経平均は前営業日比41円42銭高の1万0183円47銭と3営業日ぶりに反発して引けたようだ。前週末の米株高や為替の落ち着きを背景に朝方から買いが先行した後は、手詰まり感が強まり、小幅な値動きに終始した。東証株価指数(TOPIX)は同2.11ポイント安の891.48と3日続落した。

海外勢がクリスマス休暇で市場参加していない時は国内投資家に頑張って欲しいところだが、やはり上値を追うためには海外勢が必要のようだ。どうも薄商いということは先に対する期待が薄いという連装をしてしまう。どうも海外勢の関心が薄れているようでもある。政治に対する不信感もあって全体の商いが伸び悩んでいるため、年内は狭い範囲でも小動きに終始するだろう。東証1部の35%が上昇し、56%が下落した。出来高が15億6011万株、売買代金は9835億円と今年1月19日以来、約11カ月ぶりに1兆円を下回った。業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、鉱業、海運業が上昇し、空運業、陸運業、鉄鋼が下落した。

為替の方は、

21日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、ドル高・円安に推移した前週末の海外市場の流れを受けて1ドル=90円台前半で取引を開始した後、クリスマス休暇を控え売買に乏しく、小幅な値動きにとどまった。午後5時現在は1ドル=90円45~48銭と前週末(午後5時、89円82~85銭)比63銭のドル高・円安。

日銀のデフレに対する姿勢がドルの下支えとなり、海外市場で一時91円近辺まで上昇したが、東京市場では必要な者がドルを買う程度で値幅はほぼ横ばいでの推移となったようだ。ここで余計な損をしたくない投資家が多く、ほとんど売買を行っていないようで90円台前半で小動きが続いた。

米国経済が好調なことを受けてドル高円安期待が出ているという。今週はこの状態が続くことを確認するために米国の住宅関連指標や日本の消費者物価指数に注目したいようだ。この先も大きく値動きすることはなく1ドル90円を挟んだ小動きで今年を終わるだろう。

原油価格は、

週末18日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、イラン部隊によるイラク油田占拠の報などを手掛かりに反発した。米国産標準油種WTIの1月物は、電子取引で一時1バレル=74.69ドルまで上伸した後、前日終値比0.71ドル高の73.36ドルと、約10日ぶりの高値で終了した。 

一時期1バレル70ドルを切っていた価格はこのところやや上げているようだ。年末には1バレル90ドルに近づくと言われたが、やや低い価格で今年を終わりそうだ。

今日はトヨタ、三菱重工、コマツともにすべて小幅な下げに終わった。トヨタは他の自動車企業が黒字転換する中で未だに赤字に喘いでいるが、巨大企業の方向転換はなかなか難しいようだ。今後はHV中心で販売台数の維持を図っていくのだろうが、どの程度まで確保出来るのか先はまだまだ厳しいようだ。

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