今日の日経平均は反落したようだ。円安基調などを好感して反発先行で始まったもが、後場に入り徐々に伸び悩んだようだ。為替が1ドル90円台に円安が進んだにもかかわらず、それを好感した一段の上昇とはならなかった。市場参加者が減少して閑散相場のなか、逆に利益確定売りに押され、マイナスで大引けた。その理由はやはり与党内の不協和音や日米関係のこじれなど政治不安で、主要な投資家は市場からやや距離を置いた様子見姿勢のようだ。
東証1部騰落数は値上がり662銘柄に対して値下がり871銘柄、変わらずが149銘柄だった。東証1部の売買代金は1兆2191億円と低調だった。
国民新党が主張しているデリバティブ規制強化の動きがそろそろ本格化するかもしれないと警戒されているという不安が顔をのぞかせたようだ。亀井郵政・金融担当相は17日、デリバティブ(金融派生商品)取引などを規制する法案を通常国会に提出することがありえると述べた。デリバティブ取引をめぐって金融庁は11月半ば、店頭デリバティブ取引について法改正が必要な場合は次期通常国会で改正法案を提出できるよう準備を進めると発表していた。亀井担当相は、金融機関がデリバティブなどに投資して利益を追求する志向が強いと指摘し、そういう誘惑に駆られるのは手っ取り早いから、頭の中で金が儲かると思っているからだなどと批判した。
しかし、市場では少数の特定銘柄で商いの大半を占めている状態で円安基調でも輸出株がいまひとつさえないなど現物での物色に広がりがみられない。今日は銀行株への物色集中が薄れた一方、余剰資金の新興市場への流入もうかがえず、個人も含めて投資家全体が積極性に乏しいようだ。その理由は米国株式で1万500ドルが定着せずに上値が重く一服感が出ていることも影響しているという見方もある。米株市場は依然として投機的な金融相場との印象だで、これが業績相場へシフトするかどうかが鍵となるだろうという。
為替の方は、
17日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は前日終値水準でほぼ横ばい。同日未明より堅調に推移していたが、輸出企業などの戻り待ち売りが出て、上昇部分の値を消した。午後5時現在は1ドル=89円70~73銭と前日(午後5時、89円68~71銭)比05銭のドル高・円安。
今日の未明に発表された米連邦公開市場委員会の声明で雇用環境に対する認識が上方修正されたことを背景にドル高・円安になった海外市場の流れを引き継いで、円が売られ、その後も投資家がドルを買い戻す動きが優勢になったようだ。ドルは10日ぶりに90円台まで値を上げたが、欧州勢の本格参入でドルの利食い売りが出て急落、値を戻した。
市場ではFOMC声明を受けてのドル買いもあるだろうが、今はポジション調整色が強いと見る向きがある。また、90円を超えると輸出企業による売り注文が大量にあるが、これを突破するには米国の利上げが確信できるほどの大きな材料が必要だと、当分上値は91円水準との見方を示した。
今日はトヨタが変わらず、三菱重工とコマツがやや値を下げて引けた。まあ日経平均どおりというところだろうか。
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東証1部騰落数は値上がり662銘柄に対して値下がり871銘柄、変わらずが149銘柄だった。東証1部の売買代金は1兆2191億円と低調だった。
国民新党が主張しているデリバティブ規制強化の動きがそろそろ本格化するかもしれないと警戒されているという不安が顔をのぞかせたようだ。亀井郵政・金融担当相は17日、デリバティブ(金融派生商品)取引などを規制する法案を通常国会に提出することがありえると述べた。デリバティブ取引をめぐって金融庁は11月半ば、店頭デリバティブ取引について法改正が必要な場合は次期通常国会で改正法案を提出できるよう準備を進めると発表していた。亀井担当相は、金融機関がデリバティブなどに投資して利益を追求する志向が強いと指摘し、そういう誘惑に駆られるのは手っ取り早いから、頭の中で金が儲かると思っているからだなどと批判した。
しかし、市場では少数の特定銘柄で商いの大半を占めている状態で円安基調でも輸出株がいまひとつさえないなど現物での物色に広がりがみられない。今日は銀行株への物色集中が薄れた一方、余剰資金の新興市場への流入もうかがえず、個人も含めて投資家全体が積極性に乏しいようだ。その理由は米国株式で1万500ドルが定着せずに上値が重く一服感が出ていることも影響しているという見方もある。米株市場は依然として投機的な金融相場との印象だで、これが業績相場へシフトするかどうかが鍵となるだろうという。
為替の方は、
17日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は前日終値水準でほぼ横ばい。同日未明より堅調に推移していたが、輸出企業などの戻り待ち売りが出て、上昇部分の値を消した。午後5時現在は1ドル=89円70~73銭と前日(午後5時、89円68~71銭)比05銭のドル高・円安。
今日の未明に発表された米連邦公開市場委員会の声明で雇用環境に対する認識が上方修正されたことを背景にドル高・円安になった海外市場の流れを引き継いで、円が売られ、その後も投資家がドルを買い戻す動きが優勢になったようだ。ドルは10日ぶりに90円台まで値を上げたが、欧州勢の本格参入でドルの利食い売りが出て急落、値を戻した。
市場ではFOMC声明を受けてのドル買いもあるだろうが、今はポジション調整色が強いと見る向きがある。また、90円を超えると輸出企業による売り注文が大量にあるが、これを突破するには米国の利上げが確信できるほどの大きな材料が必要だと、当分上値は91円水準との見方を示した。
今日はトヨタが変わらず、三菱重工とコマツがやや値を下げて引けた。まあ日経平均どおりというところだろうか。
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