日経平均は11月27日のドバイ・ショック(9076.41円)からわずか5営業日で1万円の大台を回復して立ち直ったように見える。日経平均の7月安値である9050.33円に接近し、為替も一時1ドル84円台になるなど14年ぶりの円高水準となった混乱の中で日銀による臨時の金融会合などようやく政府・日銀による金融対策が動き出したことを好感したようだ。
またドバイ・ショックは、日米ともに影響は限定的との見方が広まり、さらに新興国への投資リスクが意識され始め、相対的に出遅れ感の強い日本株への資金シフトが起こったようだ。そんな環境の中で海外勢による買いが目立っているようだ。買い戻し中心とみられるが、鳩山内閣が高速道無料化見直し、環境や災害対策につながる公共事業は容認といったマニフェストの修正に踏み込むなど構造改革の逆流が嫌気され、8月末の政権発足後から下落基調を続けていたマーケットにとって現実的な政策へのシフトは見直しの動機になるだろう。
しかし、対策の中身を見ると中小企業の資金繰り支援や雇用創出策の拡充などにとどまり、新味は乏しいようだ。民主党が野党時代に「ばらまき」と批判したエコポイント制度も延長するようだ。地方支援の拡充は厳しい地域経済に配慮したようだが、結局は鳩山政権も景気対策を公共事業に頼らざるを得ないことを示したという厳しい見方がある。一方で経済対策や普天間問題など政府・与党内の混乱がみられているが、民主党政権としての政治不安が市場に悪材料にはならないという楽観的な見方もある。
週末は1万円回復による達成感、急ピッチの上昇に対する過熱感、米雇用統計を控えていることもあってこう着感を強めたようだが、米雇用統計については非農業部門の雇用者数は1万1000人の減少にとどまるなど週末の米国市場は雇用情勢の改善期待を強めたようだ。これを受けて為替は1ドル90円台までドルが上昇したのは日本株にとって好材料といえるだろう。
先週に大きく値を上げたのでこの先は利食いなどが入り易い可能性があるが、1万円が基準として認識されるようだと年末にむけて10月の戻り高値を超えて鳩山政権での下落分を埋める8月高値である10,767.00円に近づくかもしれない。また海外勢などは本格的なXマス休暇に入ることを考えると買い戻しの動きがピークをむかえる可能性もあるという。物色としては環境関連、次世代エネルギー関連などが注目されそうだ。
そんな訳で今週の高値は10,500円程度、底は9,800円程度と見るが、株価が上向くと10500円を超えて来るかも知れない。
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またドバイ・ショックは、日米ともに影響は限定的との見方が広まり、さらに新興国への投資リスクが意識され始め、相対的に出遅れ感の強い日本株への資金シフトが起こったようだ。そんな環境の中で海外勢による買いが目立っているようだ。買い戻し中心とみられるが、鳩山内閣が高速道無料化見直し、環境や災害対策につながる公共事業は容認といったマニフェストの修正に踏み込むなど構造改革の逆流が嫌気され、8月末の政権発足後から下落基調を続けていたマーケットにとって現実的な政策へのシフトは見直しの動機になるだろう。
しかし、対策の中身を見ると中小企業の資金繰り支援や雇用創出策の拡充などにとどまり、新味は乏しいようだ。民主党が野党時代に「ばらまき」と批判したエコポイント制度も延長するようだ。地方支援の拡充は厳しい地域経済に配慮したようだが、結局は鳩山政権も景気対策を公共事業に頼らざるを得ないことを示したという厳しい見方がある。一方で経済対策や普天間問題など政府・与党内の混乱がみられているが、民主党政権としての政治不安が市場に悪材料にはならないという楽観的な見方もある。
週末は1万円回復による達成感、急ピッチの上昇に対する過熱感、米雇用統計を控えていることもあってこう着感を強めたようだが、米雇用統計については非農業部門の雇用者数は1万1000人の減少にとどまるなど週末の米国市場は雇用情勢の改善期待を強めたようだ。これを受けて為替は1ドル90円台までドルが上昇したのは日本株にとって好材料といえるだろう。
先週に大きく値を上げたのでこの先は利食いなどが入り易い可能性があるが、1万円が基準として認識されるようだと年末にむけて10月の戻り高値を超えて鳩山政権での下落分を埋める8月高値である10,767.00円に近づくかもしれない。また海外勢などは本格的なXマス休暇に入ることを考えると買い戻しの動きがピークをむかえる可能性もあるという。物色としては環境関連、次世代エネルギー関連などが注目されそうだ。
そんな訳で今週の高値は10,500円程度、底は9,800円程度と見るが、株価が上向くと10500円を超えて来るかも知れない。
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