米国株式が反発しても日経平均は100円近い下落で引けた。終値は96.10円安の9401.58円(出来高概算18億2000万株)だった。出だしは米国株式に引っ張られて調子が良かったが、9,500円を超えたところで上値の重さが嫌気されたようだ。その後はじり安基調で終始、比較的強含みで推移していた中小型株やテーマ銘柄などの一角が崩れると9,400円を割り込む場面もあったようだ。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えたようで特に小型株指数の下げが目立った。しかも先物ではなく明らかに現物主導の下げだったという。

日航の行方や銀行の増資懸念、政策運営リスクなど先行き不透明感を強めるなか、中小型株やテーマ銘柄が大きく下げたことで指数以上のマイナスインパクトとなっているようだ。藤井財務相は増資ラッシュが株式相場の下落の要因との見解を示したが、そうせざるを得ない経済状況であることを認識していないのはやはり経済音痴というべきだろうか。この先も政策運営リスクがくすぶる状況では市場参加意欲は薄れるばかりだろう。

為替の方は、

24日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、アジア株や米株価先物が下落したことを材料にクロス円の売りがドル円にも波及し、弱含んだ。午後5時現在は1ドル=88円65~68銭と前週末(午後5時、88円77~80銭)比12銭の小幅ドル安・円高。

米住宅指標の好結果を受け、ドル買い戻しが優勢となった前日の海外市場の流れを引き継いだが、上海株価の下落でクロス円の売りが活発化したようだ。この流れがドル円に下押し圧力として働き、ドルがじり安に推移した。

原油価格は、

週明け23日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドル安を手掛かりとした買いやエネルギー需要の回復期待に支えられ大幅反発した後、慎重ムードが台頭する中、上げ幅を縮小して引けた。米国産標準油種WTIの中心限月1月物は、前週末終値比0.09ドル高の1バレル=77.56ドルで終了した。 

概ね米国株価と連動しているが、1バレル80ドル辺りが今のところの上値となっているようだ。

今日はすべて全滅の態のようだ。トヨタはかなり下げて三菱重工も300円台を大きく割り込んでコマツも1700円台に近づいている。トヨタは新型のハイブリッド車「SAI」がなかなか好調のようだ。1万4千台を受注したそうだが、これは月間販売目標3千台の5倍に近い。今時期ハイブリッドはトレンドのようだが、購入補助が終わるとその後はかなり厳しいかも知れない。

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