世界各国の株価が順調に上昇している中で日本株の出遅れが鮮明になっているようだ。2009年7~9月期の国内総生産では景気の回復傾向が確認されたが、どうも先行きへの不安感はぬぐえないという気分が支配的なようで投資家の心理は冷え込んでいる。この先お育ちのよろしい鳩山政権が政策のかじ取りを間違えるようなら、さらに一段の株安は避けられないようで2番底の懸念も現実味を帯びてきたようだ。
日本株が上昇できない要因の一つは円高だろう。企業の収益計画を立てる上で多くの企業が想定している下期為替レートは1ドル90円前後だそうだ。現在の1ドル88円から89円の為替水準では10年3月期業績への影響は避けられないだろう。
米国が長期的な金融緩和政策の継続を表明しており、今後も円高圧力が弱まりにくいようで改善しつつある企業業績の腰を折りかねない。さらに日本の米軍再編への対応などに対するしっぺ返しとして米国に長期ドル安誘導などされると更に凹む可能性がある。
また最近の株価の足を引っ張っているのが、金融機関や企業の間で相次いでいる大規模増資計画だろう。増資は企業の財務体質強化にはなるが、1株当たりの価値は当然のこと低下するため投資家は買い気分が失せるだろう。
しかし、何と言っても成長戦略が描かれない政策への不信感が株価下落の大きな要因だろう。行政刷新会議の事業仕分けは先見性のないパフォーマンスの予算削減ばかりが強調されて内需拡大への道筋は見えてこない。エコカー補助やエコポイントなどの消費拡大政策は来年度前半で終わってしまい、次がないので賃金減少と合わせて当然消費は冷え込むだろう。目玉のこども手当てや高速道路無料化も予算不足で傾いて来るし、そうなると経済成長に対する長期的継続的な対策は何もないと言っても良い。
20日に政府はデフレを公式に宣言したが、デフレ傾向だというだけで、本来なら同時に有効な対応策を示すべきだろうに何も言わないのは政権を預かる者としてて無責任だろう。本当にこども手当てで育った子供が大人になったらこの国は空洞化していて何もなくなっているかも知れない。
こんな体たらくなので今週の上値は良いところ9,700円程度、底値は9,300円辺りまで落ちるかも知れない。来年の前半には8千円台前半辺りまで落ち込むことも視野に入れておかないと下手を打つかも知れない。8千円割れという見方もあるようだ。
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日本株が上昇できない要因の一つは円高だろう。企業の収益計画を立てる上で多くの企業が想定している下期為替レートは1ドル90円前後だそうだ。現在の1ドル88円から89円の為替水準では10年3月期業績への影響は避けられないだろう。
米国が長期的な金融緩和政策の継続を表明しており、今後も円高圧力が弱まりにくいようで改善しつつある企業業績の腰を折りかねない。さらに日本の米軍再編への対応などに対するしっぺ返しとして米国に長期ドル安誘導などされると更に凹む可能性がある。
また最近の株価の足を引っ張っているのが、金融機関や企業の間で相次いでいる大規模増資計画だろう。増資は企業の財務体質強化にはなるが、1株当たりの価値は当然のこと低下するため投資家は買い気分が失せるだろう。
しかし、何と言っても成長戦略が描かれない政策への不信感が株価下落の大きな要因だろう。行政刷新会議の事業仕分けは先見性のないパフォーマンスの予算削減ばかりが強調されて内需拡大への道筋は見えてこない。エコカー補助やエコポイントなどの消費拡大政策は来年度前半で終わってしまい、次がないので賃金減少と合わせて当然消費は冷え込むだろう。目玉のこども手当てや高速道路無料化も予算不足で傾いて来るし、そうなると経済成長に対する長期的継続的な対策は何もないと言っても良い。
20日に政府はデフレを公式に宣言したが、デフレ傾向だというだけで、本来なら同時に有効な対応策を示すべきだろうに何も言わないのは政権を預かる者としてて無責任だろう。本当にこども手当てで育った子供が大人になったらこの国は空洞化していて何もなくなっているかも知れない。
こんな体たらくなので今週の上値は良いところ9,700円程度、底値は9,300円辺りまで落ちるかも知れない。来年の前半には8千円台前半辺りまで落ち込むことも視野に入れておかないと下手を打つかも知れない。8千円割れという見方もあるようだ。
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