18日の日経平均株価は前日比53円13銭安の9676円80銭と続落で引けた。TOPIXも同6.94ポイント安と850.06ポイントと6日続落した。先物へのまとまった売りに押され、日経平均の下げ幅は一時100円に迫った。需給悪化を懸念した買い手控え気分が広がり、投げ売りに押されて下げ幅を拡大。10月安値が意識され、安値圏で停滞商状となった。

日経平均は終値ベースで10月6日以来約1カ月半ぶりの9700円割れとなった。TOPIXは取引時間中としては5月1日以来、約6カ月ぶりに850ポイントを割り込む場面もあった。東証1部の出来高は22億6380万株と10月29日以来、3週間ぶりに20億株台を回復。売買代金も1兆4083億円と10月30日以来の水準となった。騰落銘柄数は値上がり572銘柄、値下がり1020銘柄、変わらず91銘柄。

3連休に向けてリスク回避の動きが加わり、残り2日間も上値は重いという見方があるが、これはもう完全な政治不況だろう。今は米国株が堅調なため東京市場の下げも限定的だが、NYダウが下げれば大幅な下落があるかも知れない。GDPが予想以上に上昇したのは麻生政権の功績で現政権はただこの国の先行きを破壊しているだけのようだ。外交にしても経済対策にしてもその他の内政にしてもただ意見百出で何も方向性が出てこない。これが自民党なら大変な非難を浴びるだろうが、お優しい国民で民主党には幸いだったようだ。

高度先進技術立国を唱えながらスーパーコンピューターや宇宙開発の予算をごっそり削って「費用対効果が認められない。どうして2番ではいけないのか」などと愚かなことをしたり顔でほざいている。技術開発は長期にわたる技術研究開発の積み重ねがあって花開くもので簡単に商売になれば何も国が公費を投じなくても企業がやるだろう。先端技術には1位だけがあってそれ以下はゼロに等しい。最先端に立ってこそそれが利益に結びつきその先の技術の方向性を決定することが出来る。

何が無駄で何が有益なのかは色々議論があるだろうが、愚かな国会議員を高い公費を使って飼っていることは間違いなく無駄だろう。そのことに議論の余地はない。本当に亡国にならないうちに何とかしないといけないだろうが、それが国民の選択であれば仕方がないだろう。子供手当てで育った子供が大人になった時この国に背負うべき何ものもなくなってしまっていてはブラックユーモアにもならない。

為替の方は、

18日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、ドル買い戻しが優勢となった海外市場の流れを受け、反発した。午後5時現在は1ドル=89円16~19銭と前日(午後5時、88円85~88銭)比31銭のドル高・円安。

材料難で円高基調の為替はこう着状態ながらしばらく円高が続くとの見方が大勢を占めているようだ。基調が転換するきっかけについて、今の財政刺激策や金融緩和策をやめる時と現在の米株高が一巡する時という。この二つは時を空けずに到来すると言い、それまで822円水準までは下向きのリスクがありそうだという。為替にも無策の現政権にも困ったことだ。

また米国の低金利政策は長期化するだろうからドル安は続くという。12月あたりまで87円水準まで本格的に円高は進むだろうが、その後は緩やかにドルが買われる相場となるだろうという見方もある。どっちに転ぶか分からないが、日本の経済が先に崩壊するかも知れない。

原油価格は、

17日のニューヨーク株式相場は、米国の超低金利政策の長期化観測や、原油相場の上伸につられて、小幅ながら3営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比30.46ドル高の1万0437.42ドルで終了。前日に続いて終値ベースでの年初来高値を更新し、昨年10月2日以来、約13カ月半ぶりの高値引けとなった。

米国の経済が好調なので続伸しているようだ。これは分かり易い。

今日のトヨタはやや値を下げて引けている。10月の新車販売は15ヶ月ぶりに上向いたそうだが、来年の国内新車販売は買い替え助成が終了するので100万台ほども減少するとか、・・・。需要先取りだから止むを得ないが何らかの対策が必要だろう。三菱重工は値を下げて300円を割り込んだ。コマツも値を下げて引けている。

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