3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、午前9時35分現在は前日終値比72.18ドル安の9717.26ドルで推移している。ハイテク株が多く取引されているナスダック総合指数は同時刻現在14.55ポイント安の2034.65。

英金融大手のロイヤル・バンク・オブ・スコットランドとロイズが英政府から合計313億ポンドの追加出資を受けることとなり、金融機関の損失懸念から金融株を中心に売りが広がっている。また、予想外の黒字決算を発表した自動車大手のフォードがバランスシート強化に向けて普通株および優先債の発行を通じ最大33億ドルを調達すると発表した影響から自動車関連株も弱い。鉄道大手は上昇、金融や半導体・同製造装置は軟調、運輸や耐久消費財・アパレルが堅調に推移している。せっかく上がった米国株式が下落したので今日の日経平均はまた上値が重いだろう。

NY為替は、

3日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、主要中央銀行の政策決定会合を控えて様子見気分が強まり、小動きとなっている。午前9時現在は1ドル=90円15~25銭と、前日午後5時(90円16~26)比01銭の小幅円高・ドル安。

今週は、4日に米連邦準備制度理事会、5日に欧州中央銀行とイングランド銀行がそれぞれ政策決定会合の結果を発表する予定で市場ではその結果を見極めようと取引を手控えるムードが広がっているようだ。欧州市場では、スイスの金融大手UBSの7~9月期決算が赤字となったこと、英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドへの追加公的資本注入が決まったことなどを受け、リスク回避の動きから円買い・ドル売りが進み、円相場は一時89円台に突入したが、その後は90円台前半に戻っているようだ。

原油相場は下落。英金融機関救済や株安を受けたリスク回避の動きに対ユーロでドル高が進行し、投資魅力の減退が売り材料となり77ドル前後に弱含んでいる。景気が引くと原油は下がるようだ。

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