2日の日経平均は週末比231円79銭安の9802円95銭と大幅反落で引けた。後場ではアジア株が上げに転じたほか、今晩の米国株が上昇するとの見方が強まって日経平均も下げ幅を縮めたようだ。しかし、祝日を挟むことから上値は重く9800円ラインを挟んでもみ合って引けた。東証1部の出来高は18億1159万株。売買代金は1兆2919億円。騰落銘柄数は値上がり473銘柄、値下がり1087銘柄、変わらず122銘柄。

このところ景気底打ちが叫ばれるが、景気の底打ちは今年の前半から言われていた。やはり100年に1度の金融恐慌から発生した不況からはそう簡単には抜けられないのかも知れない。そこに持って来て原理主義の民主政権ではこの先は暗いかも知れない。主要国も中国以外は低迷が続いているようなので当面は日経平均も9500-1万500円のレンジ相場は変わらないだろう。

為替の方は、

2日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米景気の先行き懸念が再燃しドル売り・円買いが進んだ流れが維持され、反落した。午後5時現在は1ドル=90円10~13銭と前週末(午後5時、91円08~11銭)比98銭のドル安・円高。

米ノンバンク大手CITグループの経営破綻によってドル売りが加速され、一時89円20銭近辺まで急落したようだ。その後東京市場に入ってからは、90円水準でのもみ合いが続いている。ドルの急落について市場はCITグループ破綻がきっかけとなり、朝方の薄いマーケットで証拠金取引による大量の損切りがつけられたためと言う。ユーロドルは落ち着いた値動きをしていることから個人投資家による円買い主導の動きだったようだ。今後は一旦ドルが戻しても上値が重い状態で、再度90円割れとなりそうだという。

原油価格は、

週末30日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、個人消費の先行き懸念を背景にエネルギー需要に対する楽観的な見方が大きく後退し、急反落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物は前日終値比2.87ドル(3.6%)安の1バレル=77.00ドルと、中心限月としては14日以来約2週間ぶりの安値で引けた。 

とやや反落の状況のようだ。経済に連動しているので一旦下げた後にまた値を上げて1バレル80ドル程度でもみ合うだろうか。

今日のトヨタは大幅に下げた。しかし日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が2日発表した10月の新車販売台数は、前年同月比4.4%増の39万6048台と2カ月連続のプラスだったようだ。特に登録車は3カ月連続の増加ということだ。三菱重工はどうもいけない。ずるずる下げている。状況が状況だがコマツも下げて全滅の態だった。

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