終末の日経平均は前日比15円82銭高の1万282円99銭と3日ぶりに小反発した。。小反発とは言っても15円ばかりだからこう着状態は変らないようだ。しかし、TOPIXは6.57ポイント安い902.03ポイントと続落した。アジア株高や円高一服感で一段高となったが上値は重く伸び悩みの傾向が強かったようだ。引けにかけて手じまい売りが加速し、日経平均は前日終値付近まで下げ幅を縮めて引けた。東証1部の出来高は19億9138万株。売買代金は1兆4063億円。騰落銘柄数は値上がり566銘柄、値下がり957銘柄、変わらず163銘柄。

市場は何となく熱の入らないやる気が感じられない展開のようだ。環境は円高一服感や政策リスクもすぐに業績に直結するような問題でもなく、やや悲観的になりすぎているようだ。4-6月期に好決算が続いたことで中間期決算にサプライズは期待できないが、上期の上ブレ分を加算しただけの上方修正であっても評価の対象となり得るのだろうが、それで出尽くし感からの売りが優勢となってしまえば年内はいまの水準でもみ合うことになるだろうという見方があるようだ。

為替の方は、

23日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、リスク志向の高まりを背景に低金利の円が売られる地合いが続き、続伸した。午後5時現在は1ドル=91円84~87銭と前日(午後5時、91円42~45銭)比42銭のドル高・円安。

米国企業の7~9月期決算は引き続き好調なので世界経済の回復に対する期待で円から高金利通貨に資金を移す動きが広がって円が下げたようだた。亀井金融・郵政改革担当相が、今年度2次補正予算は10兆円くらいの規模が必要との見方を示したが、これで財政悪化懸念が高まって円が売られたという見方があったようだ。これは余計な失言も怪我の功名というべきだろうか。

原油価格は、

22日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドル相場や米株価を眺めて売り買いが交錯した後、約1年ぶりの高値をつけた前日から小反落して引けた。米国産標準油種WTIの中心限月12月物は、前日終値比0.18ドル安の1バレル=81.19ドルで終了した。 

株価が上昇しているので原油も高値だが、ここで米国株式が下げたので原油も下落するかも知れない。原油価格は予想がし易い。

今日のトヨタ、三菱重工は共に値を下げて引けている。この辺りが上がってくれないと損失が回復できないが止むを得ないだろう。コマツは回復著しい中国経済に押されて値を上げている。

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