先週の日経平均は米国雇用統計の予想以上の悪化が嫌気されて7月以来の9,700円割れとなってしまった。しかしその後は小幅ながら反発してジリ高基調で何とか1万円台を回復して終末を引けたのも米国市場が回復したからだろう。
米国市場では米アルミ大手アルコアの予想外の黒字転換が好感され、今後本格化する企業決算への期待感が高まっているほか、商品市況の上昇基調や新興国を中心とした経済成長への期待も強まっているようだ。また豪州の利上げを世界的な景気回復へのシグナルと捉える向きもあるようだ。中国市場も休場明けで上海株が全面高となり、日経平均の1万円台回復への支えになっているようだ。
今週は米国決算発表が本格化する。インテルやAMD、IBM、ザイリンクス、ゴールドマン、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカなどハイテク、金融セクターの主力銘柄の決算発表が予定されているが、オバマ政権による政策効果が反映されることで好業績期待が強く、米国相場を受けた展開となるだろう。また中国市場の休場明けによってアジア市場にも資金が流れ込むだろうからその効果も期待されるだろう。為替の円高による影響が警戒されているものの自動車などは円高対応力がついているとの見方も多くなってきている。円高の分は米国の消費回復、中国など新興国の経済成長によって吸収できるとの前向きな見方もあるようだ。
日経平均は先週で底を打ったとの見方が大勢のようだが、返済猶予制度(モラトリアム)は市場機能をゆがめる恐れがある。今後はその動向によってはメガバンクなど金融セクターの動向には要注意だろう。また引き続き財務相、金融相によるその場の発言が相場の撹乱要因になる可能性も大いにあるだろう。
そして今週の上値は、1万300円程度、底は9,900円辺りだろうか。弱者救済も大変結構で自民党はこれを怠ったせいで人気が急落した節もあるが、過度の弱者救済は御上依存心を高めて個人の緊張感を殺いでしまう危険がある。必要な救済は当然やるべきだろうが、行き過ぎは考えものだろう。
日本ブログ村へ(↓)
https://novel.blogmura.com/novel_long/
米国市場では米アルミ大手アルコアの予想外の黒字転換が好感され、今後本格化する企業決算への期待感が高まっているほか、商品市況の上昇基調や新興国を中心とした経済成長への期待も強まっているようだ。また豪州の利上げを世界的な景気回復へのシグナルと捉える向きもあるようだ。中国市場も休場明けで上海株が全面高となり、日経平均の1万円台回復への支えになっているようだ。
今週は米国決算発表が本格化する。インテルやAMD、IBM、ザイリンクス、ゴールドマン、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカなどハイテク、金融セクターの主力銘柄の決算発表が予定されているが、オバマ政権による政策効果が反映されることで好業績期待が強く、米国相場を受けた展開となるだろう。また中国市場の休場明けによってアジア市場にも資金が流れ込むだろうからその効果も期待されるだろう。為替の円高による影響が警戒されているものの自動車などは円高対応力がついているとの見方も多くなってきている。円高の分は米国の消費回復、中国など新興国の経済成長によって吸収できるとの前向きな見方もあるようだ。
日経平均は先週で底を打ったとの見方が大勢のようだが、返済猶予制度(モラトリアム)は市場機能をゆがめる恐れがある。今後はその動向によってはメガバンクなど金融セクターの動向には要注意だろう。また引き続き財務相、金融相によるその場の発言が相場の撹乱要因になる可能性も大いにあるだろう。
そして今週の上値は、1万300円程度、底は9,900円辺りだろうか。弱者救済も大変結構で自民党はこれを怠ったせいで人気が急落した節もあるが、過度の弱者救済は御上依存心を高めて個人の緊張感を殺いでしまう危険がある。必要な救済は当然やるべきだろうが、行き過ぎは考えものだろう。
日本ブログ村へ(↓)
https://novel.blogmura.com/novel_long/