前日の欧米株高を受けて小高く寄り付いたあとも、為替の円高一服を眺めて買い安心が広がり、7営業日ぶりに終値で1万円大台を回復した。日経平均株価は前日比183円92銭高の1万0016円39銭、東証株価指数(TOPIX)も同10.24ポイント高の897.83と、ともに4日続伸。東証1部の値上がり銘柄は60%、値下がり銘柄は31%。出来高は20億9383万株、売買代金は1兆5929億円。業種別株価指数(33業種)では、その他金融業、証券・商品先物取引業、その他製品が上昇した半面、電気・ガス業、空運業、パルプ・紙が下落した。

米国株式が伸びたことと円安が一服いたことで不安感が払拭されて1万円台を回復した日経平均だが、
やはり米国頼みの経済のようだ。しかしアジアの主要株式市場が堅調に推移している割には調整を続ける日本株の極端な出遅れ感が際立っているようだ。3連休を控えた週末ということもあり高値圏ではポジション調整や利益確定売りが上値を抑える場面もあったようだ。また新政権の政策に対する不透明感がぬぐえないことに加えて東アジア共同体の米国外しでどんなしっぺ返しが来るかその辺りはこの先の懸念材料となるだろう。

為替の方は、

9日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は続伸。朝方の米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けてドルは堅調に推移したが、上値は重く伸び悩んだ。午後5時現在は1ドル=89円28~31銭と前日(午後5時、88円24~27銭)比1円04銭のドル高・円安。

FRB議長の出口戦略に絡んだ発言を受けドル買い・円売りが優勢となったが、その後は上値の重さを気にしながらの推移になり、89円の半ばで伸び悩んだようだ。今後もドル安の懸念は拭い去れず88円を割り込むだろうと言う見方があるので注意深く見守る必要があるだろう。

原油価格は、

8日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、エネルギー需要の回復期待が高まったほか、ドル安を背景に急反発した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は前日終値比2.12ドル高の1バレル=71.69ドルと、中心限月の終値ベースでは約3週間ぶりの高値で終了した。 

米国株式の伸びを好感して1バレル71ドル台の後半まで値を伸ばした。原油価格は素直なものだ。

今日のトヨタは堅調に値を伸ばした。三菱重工は大幅高だがあまり評判は良くないようだ。コマツも大幅続伸で引けている。

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