米企業の好決算を背景に、先物主導で相場が上昇した。日経平均株価は前日比32円87銭高の9832円47銭、東証株価指数(TOPIX)も同1.90ポイント高の887.59と、ともに小幅ながら3日続伸。東証1部の上昇銘柄は42%、下落銘柄は50%。出来高は19億1710万株、売買代金は1兆3057億円。業種別株価指数(33業種)は、海運業、空運業、鉱業が上昇し、保険業、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業が下落した。

今日の日経平均は小幅な続伸でかろうじて9,800円台を維持した。しかし、前日の米国株は方向感なく為替相場も1ドル88円台前半と依然として円高傾向が続くなどこれという目立った買い材料は見当たらない。日経平均株価は取引開始直後からじり安展開をたどったが、米国株が企業決算発表に明るい展望を抱き、期待が広がったようだ。しかし、買いは持続せず後場は円高やアジア株の伸び悩みを嫌気した売りに押され、上げ幅を縮めたようだ。市場では買い物が何もないと言うため息混じりの声が聞かれたようだ。

為替の方は、

8日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は小反発した。前日の海外市場の水準を引き継いでやや高く始まったが、上げ幅を縮小した。午後5時現在は1ドル=88円24~27銭と前日(午後5時、88円11~14銭)比13銭のドル高・円安。

88円台半ばで始まったが、朝方は好調な豪雇用統計を受け、対豪ドルでのドル売りが進行し、ドルは対円でも弱さが目立ち再び88円割れが危惧される状況となったが、その後は、夜に控えた欧州や英国の金融政策発表を見極めたいとの見方も強まり、もみ合って引けたようだ。ドル安も一時的な現象と言うが、どうだろう。適正為替は1ドル96円あたりというが、・・・。

原油価格は、

7日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米週間在庫統計でガソリン在庫が大幅に増加したことなどを嫌気し、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は前日終値比1.31ドル安の1バレル=69.57ドルで終了。 

ガソリン在庫が大幅に増えたことで下落したようだ。どうも年末まで1バレル90ドルなどという高値にはならないかも知れない。

今日のトヨタは堅調に値を上げている。米国でHVの特許侵害について被告となったトヨタだが、余裕で受け流しているようだ。三菱重工とコマツは小幅に続伸して引けている。

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