景気回復への期待感を背景に海外主要市場が総じて堅調に推移したほか、商品先物相場が上昇したことを受け、素材関連銘柄を中心に金融株、不動産株など広い銘柄に買いものが入った。日経平均株価は前日比107円80銭高の9799円60銭、東証株価指数(TOPIX)は同14.06ポイント高の885.69と、ともに続伸した。東証1部で上昇した銘柄は74%、下落は22%だった。出来高は23億3906万株、売買代金は1兆5476億円。業種別株価指数(33業種)は、非鉄金属、銀行業、鉄鋼が値を上げ、空運業、医薬品、陸運業が値下がりした。

前日の欧米株高を好感して日経平均は続伸したようだ。また為替相場が円安方向に進むにつれて買いものが広がった。さらに台湾が年初来高値を更新するなどアジア市場が軒並み高となったことも後押しとなった。ただ、堅調な欧米市場に比べて出遅れているようでこれを取り戻すにはしばらく時間がかかるそうだ。これも民主党の経済音痴のせいだろうか。為替は製造業の09年度下期想定レートである94円程度から見ればかなりの円高で、また、銀行や証券などで相次ぐ増資も上値を重くしているようだ。

市場では上期の業績が好調な企業も下期は不透明で現在底値を堅くして下支えしている海外市場次第では二番底の恐れもあるのではないかという。

為替の方は、

7日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、上値の重さを嫌気したドル売り・円買いが相次いで続落。9月28日に付けた直近安値88円23銭を割り込んだ。午後5時現在は1ドル=88円11~14銭と前日(午後5時、89円26~29銭)比1円15銭のドル安・円高。

オーストラリア準備銀行の利上げ予測で対豪ドルで強まったドル売りが波及し、午後に入ると円を買う動きも強まり、ドルが大きく値を下げる展開となったようだ。どうもドル安には歯止めが掛からず、次はリーマンショック後安値の87円台前半、そして85円辺りまで円高が進むだろうと言う見方がある。早めに手を打たないととんでもないことになりそうだが、バカなことばかり言って現実を見ようとしない現政権ではだめかも知れない。

原油価格は、

NY原油は終値70.88ドルで株高、ドル安といった強気の投資環境を受け、原油相場も続伸している。ただ、70ドル台では引き続き高値警戒感も強く、利益確定の手仕舞い売りで上げ幅は限定された。70ドル割れでは値頃感がある一方、65~75ドルのボックスを上抜く原動力にも乏しく、70ドル水準の価格帯に居心地の良さを感じている向きが多い模様だ。

とどうもこの辺で頭打ちになりそうな様子だ。原油もボックスに囚われたのかも知れない。まあ原油はこんなもので良いだろう。

今日のトヨタは小幅に上げている。今後の円高はトヨタにはかなりの負担になるだろうからあまり期待出来ないだろう。三菱重工は久しぶりに値を上げている。そんなに悪くはないと思うがあまりパッとしないようだ。コマツはアジア株の堅調に刺激されたのかかなり値を上げているようだ。

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