5日の米株高や値ごろ感を背景にした買いと、円高を嫌気した売りが交錯し、狭いレンジでもみ合った。日経平均株価は前日比17円31銭高の9691円80銭、東証株価指数(TOPIX)は同4.35ポイント高の871.63と、ともに4営業日ぶりに小反発した。東証1部の上昇銘柄は41%、下落が52%。出来高は20億4248万株、売買代金が1兆3890億円だった。業種別株価指数(33業種)は、証券・商品先物取引業、不動産業、非鉄金属が上昇する一方、空運業、金属製品、倉庫・運輸関連業が下落した。

米国市場が持ち直したことを好感して金融株などが買い戻されたが、やはり円高を嫌気してか上値は重いようだ。ドル高も以前ほどの影響はないとは言うがやはり株価には心理的な重荷だろう。この先日経平均は更に下げて9,500円台辺りで落ち着くか、それとも9,750円程度まで値を戻すか、難しいところだと言う。米国経済が持ち直せば上値を狙うだろうが、下げればもう一段底を抜けるかも知れない。

為替の方は、

6日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、英紙報道やオーストラリア準備銀行(RBA)の利上げを材料にドル売り・円買いが優勢となり、反落した。午後5時現在は1ドル=89円26~29銭と前日(午後5時、89円82~85銭)比56銭のドル安・円高。

サウジアラビアなどの産油国が原油取引にドル以外の通貨を使うことを密かに検討しているという英紙報道でドルが下げたようだが、その後否定発言が続いてドルは持ち直したようだ。しかしドルに代わる通貨の話は様々な場面で出ているようで、今のドル安はそういう議論も含めたものという見方があるそうだ。
ドルも何時までも世界の基軸通貨ではないということだろうか。まあ世の中は変わっているのだからそれはそれで良いが、次の基軸通貨は何になるだろう。

原油価格は、

週明け5日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は売りが先行した後、ドル安などをきっかけに、引けにかけて反発した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は、前週末終値比0.46ドル高の1バレル=70.41ドルで終了した。 

引け際に反発して1バレル70ドル台に乗せたようだ。当面は70ドルを挟んだ動きだろうか。

今日のトヨタは反発した。プリウスが上半期新車販売台数で1位となったようだ。またトヨタはスバルと共同でEVの開発を行うと言う。意欲的に業務を展開しているが、それにしてもここに来ての円高は厳しいようだ。三菱重工は小幅に反落、コマツは反発して1,600円台を回復した。

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