先週の日経平均は週初28日に9,971円と7月以来2ヶ月ぶりに1万円を割り込んで始まった。週央は10,138円まで戻して、踏ん張ったがやはり週末は力尽きて9,700円台へ急落して引けた。直接の下落の理由は1日のNYダウの急落だった。米国が上げる時には上げないで下げる時にはお付き合いする気の良い日本株の根本的な弱さがあったようだ。しかし最も大きな理由は長く続いた自民党政権から民主党政権へ移行し、その民主党政権の経済音痴と政権の座に就いたことに浮かれた放言だろう。
2大政党政治で先輩格のアメリカは、さすがに手堅く政権の交代を済ませてNYダウは上昇を続けていたが、米国も疲れが出てきたようだ。大きな原因は高失業率が思ったように改善しないことだろう。いくら家計部門を援助しても、家計は金も生み出さなければ人を雇ったりもしない。
日本は更に難しい。元々慎重で楽天的ではない日本人は消費には殊のほか慎重だ。家族、親戚、友人、知人などから失業の話が消えない限り手元に金を残したいという願望がことのほか強く思い切った消費は期待できない。資本主義社会で金を生み出し景気を浮揚させるには企業活動を活性化させる以外に方法はない。社会主義の中国でさえも開放政策で企業を稼ぎ頭に置いているくらいだから。
このまま1万円を大きく割り込んで上値が重い状態が続くと経済に対する不安と閉塞感は更に強まるだろう。もしも早い時期に1万円を回復して先に伸びれば期待は持てるが、戻りが鈍いと処分売りが出てくるだろう。
今後、民主党政権が愚かな教条主義と放言を止めて柔軟な経済政策を取るのなら経済は上向くかも知れないが、このまま家庭重視などと言っているとただ税金だけがぐるぐる回って何も利益を生まず経済は疲弊して莫大な借金を抱えることになりかねない。諸手を上げて迎えられた新政権に対する経済界の反応は厳しくなりつつあるようだ。一度やらせてみれば良いなどと言ったことを後悔している有権者も増えてくるだろう。
そんなところで今週の上値は、9,800円程度、底値は9,500円辺りだろうか。現実を見ようとしないでマニフェストに拘る民主党政権はこの先も少なくとも来年の参議院議員選挙までは家計支援重視のばら撒き政策を押し通すだろうが、その時までに経済に致命的な打撃を与えないと良いが、・・。最近民主党にマイナスイメージの報道が増えて来たが、愚かなメディアも事の重大さに気がついたのだろうか。
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2大政党政治で先輩格のアメリカは、さすがに手堅く政権の交代を済ませてNYダウは上昇を続けていたが、米国も疲れが出てきたようだ。大きな原因は高失業率が思ったように改善しないことだろう。いくら家計部門を援助しても、家計は金も生み出さなければ人を雇ったりもしない。
日本は更に難しい。元々慎重で楽天的ではない日本人は消費には殊のほか慎重だ。家族、親戚、友人、知人などから失業の話が消えない限り手元に金を残したいという願望がことのほか強く思い切った消費は期待できない。資本主義社会で金を生み出し景気を浮揚させるには企業活動を活性化させる以外に方法はない。社会主義の中国でさえも開放政策で企業を稼ぎ頭に置いているくらいだから。
このまま1万円を大きく割り込んで上値が重い状態が続くと経済に対する不安と閉塞感は更に強まるだろう。もしも早い時期に1万円を回復して先に伸びれば期待は持てるが、戻りが鈍いと処分売りが出てくるだろう。
今後、民主党政権が愚かな教条主義と放言を止めて柔軟な経済政策を取るのなら経済は上向くかも知れないが、このまま家庭重視などと言っているとただ税金だけがぐるぐる回って何も利益を生まず経済は疲弊して莫大な借金を抱えることになりかねない。諸手を上げて迎えられた新政権に対する経済界の反応は厳しくなりつつあるようだ。一度やらせてみれば良いなどと言ったことを後悔している有権者も増えてくるだろう。
そんなところで今週の上値は、9,800円程度、底値は9,500円辺りだろうか。現実を見ようとしないでマニフェストに拘る民主党政権はこの先も少なくとも来年の参議院議員選挙までは家計支援重視のばら撒き政策を押し通すだろうが、その時までに経済に致命的な打撃を与えないと良いが、・・。最近民主党にマイナスイメージの報道が増えて来たが、愚かなメディアも事の重大さに気がついたのだろうか。
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