前日の米国株高や為替相場の円高一服を好感し、日経平均株価は前日比90円68銭高の1万0100円20銭、東証株価指数(TOPIX)は同1.16ポイント高の904.00と、ともに3営業日ぶり反発。後場は手掛かり材料難となる中、指数先物が主導する形で戻り売りが出て、伸び悩んだ。東証1部の値上がり銘柄は43%、値下がり銘柄は49%。出来高は18億0323万株、売買代金は1兆2367億円。

円高が一服して輸出関連株などが買い戻され、日経平均はやや値を上げている。しかし後場で海外勢の売りが入って上げ幅を縮小したようだ。民主党の藤井財務相はこれまで円高容認とも思われる発言を繰り返していたが、ここに来て過度な偏った為替の状況では介入もあり得ると発言を変えている。輸出依存の体質改善からそんなことを言ったのだろうが、どうも不用意な発言に過ぎるようだ。ころころ換わる発言にはこれを非難する発言も出ているようだ。

為替の方は、

東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、為替介入の可能性に含みを残した藤井財務相の発言が伝わったため円が売られ、一時ドルは90円台を回復した。午後5時現在、1ドル=89円69~72銭と前日(午後5時、89円55~58銭)比14銭のドル高・円安。

介入容認発言に切り替えたことからややドル高円安になっているようだ。最近の円高は「一時的な現象」と言及したことにも市場ではいい加減にしてほしい。一国の通貨当局トップとしてメッセージを送っている自覚があるのかと厳しい発言が上がったようだ。マニュフィスト実施に全力投球の民主党の経済政策はまだまだ固まってはいないようだ。

原油価格は、

29日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、在庫週報の発表を前に一段の需給緩和に対する警戒感が強まり、売りが先行している。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は午前9時40分現在、前日終値比0.13ドル安の1バレル=66.71ドル。 

とやや低めの展開が続いているようだ。さほど需要は増えてはいないのだろうか。まあ原油価格はあまり上昇しない方が良いだろう。

今日はトヨタは上げ下げなしの横這いで引けた。三菱重工は小幅な上昇、コマツも似たようなものだった。まあ上がれば良いとしておこうか。

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