11日後場の日経平均株価は前日比69円34銭安の1万444円33銭と反落。円相場が1ドル=91円台前半まで上昇すると日経平均も下げ幅を拡大した。株価指数先物・オプション9月物のSQ(特別清算指数)概算値は1万541円92銭。東証1部の出来高は27億8877万株(うちSQ分は概算で6億9900万株)。売買代金は2兆1584億円(同8029億円)と6月12日以来、約3カ月ぶりに2兆円台を回復した。騰落銘柄数は値上がり370銘柄、値下がり1218銘柄、変わらず105銘柄。

今日の日経平均は円高が意識されて下押したようだ。ドルは対主要通貨で売りが中心になっており、中国の経済指標もドルに有利なものではなかったようだ。民主党の一部からは円高を容認するような発言もあり、今時ドルを買うのは日本の輸出企業くらいだという。一つの基準だった91円台後半を割り込んでいることから今後は90円割れ、あるいは88円台を窺う可能性もあるだろう。また、ドルは8月と同様に1-2週間程度で落ち着きを取り戻すだろうという見方もある。

為替の方は、

11日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は急落。リスク選好による低金利のドル売りが止まらず、90円台後半に突入した。午後5時現在は1ドル=90円92~95銭と前日(午後5時、92円14~17銭)比1円22銭の大幅ドル安・円高。

とドルが90円台を付けたのは半年振りのようだ。米金利の低下基調を背景としたドル先安感が強まり、ドル売り・円買いが加速したようだ。市場関係者の中には、この辺りでドル安が一服するのではないかとの見方があるが、来週もドル安が継続するとの見通しが大方のようだ。

原油価格は、

10日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、4営業日続伸して引けた。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は1バレル=71.94ドルと、前日終値比0.63ドル高。国際エネルギー機関(IEA)による石油需要見通しの上方修正などが強材料となった。 

続騰したようだ。石油の需要が増加すると見込んでいるのか、それとも為替の資金を引き上げて先物に投資しているのか、恐らく両方だろうが、相場と言うのは絡み合っていてなかなか複雑のようだ。

今日のトヨタは天敵ドル安円高に沈んだ。H2Bの打ち上げ成功や原発人気も好材料とはならないのか、三菱重工も沈んだ。コマツもやはり同様に値を下げて引けている。

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