スペースシャトルに代わる宇宙ステーションへの物資輸送手段として期待されている無人の輸送機HTVを搭載したH2Bロケット1号機が難しいと言われる夜間の打ち上げをものともせず、11日未明、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ打ち上げは成功した。
国産の新型ロケットH2Bロケット1号機は、予定通り11日午前2時1分46秒に打ち上げられ、およそ15分後に無人の輸送機「HTV」を切り離し、予定の軌道に投入することに成功した。搭載されたHTVは国際宇宙ステーションに食料や実験装置などを運搬する日本初の無人輸送機で、2010年に退役予定のスペースシャトルに代わって国際宇宙ステーションの活動に重要な役割を担うことになる。
米スペースシャトル退役後、HTVは物資輸送の主力となる予定だ。シャトルと同じ1.2メートル四方のドッキングハッチ(開口部)を確保し、大型機材を運ぶため、宇宙ステーションと速度を合わせて静止するランデブー飛行は97年打ち上げの技術試験衛星「おりひめ」「ひこぼし」で取り組み、確立した技術だそうだ。
H2Bも長年蓄積した技術を活用することで信頼性を高めることに成功した。定評あるH2Aのエンジンを使い、HTVを収めた衛星フェアリングの分離機構もH2以来の信頼性の高い技術で今回の成功は86年のH1打ち上げ以来の技術の集大成となる。
高度先進技術を応用したプロジェクトは長い時間と厖大な技術の積み重ねが必要だ。H2ロケット開発の歴史には手痛い失敗もあった。H2A6号機による情報収集衛星打ち上げ失敗の時は「470億円が宇宙のゴミ」とマスコミに揶揄された。
そんな時、「言い訳でなく、挑戦を」という姿勢で努力を重ねた結果が今回の成功に繋がった。高度先端技術の確立には長い時間と膨大な費用、そして努力が必要だ。技術開発に携わる者もそれを見守る国民もそうしたことをよく理解しないと高度先端技術の確率もプロジェクトの成功もないことを良く理解しておくべきだろう。
30センチのペンシルロケットに始まった日本の宇宙開発はまた新たな時代に入ろうとしている。これからも是非大きな成功を収めてこの国を担って行って欲しい。
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国産の新型ロケットH2Bロケット1号機は、予定通り11日午前2時1分46秒に打ち上げられ、およそ15分後に無人の輸送機「HTV」を切り離し、予定の軌道に投入することに成功した。搭載されたHTVは国際宇宙ステーションに食料や実験装置などを運搬する日本初の無人輸送機で、2010年に退役予定のスペースシャトルに代わって国際宇宙ステーションの活動に重要な役割を担うことになる。
米スペースシャトル退役後、HTVは物資輸送の主力となる予定だ。シャトルと同じ1.2メートル四方のドッキングハッチ(開口部)を確保し、大型機材を運ぶため、宇宙ステーションと速度を合わせて静止するランデブー飛行は97年打ち上げの技術試験衛星「おりひめ」「ひこぼし」で取り組み、確立した技術だそうだ。
H2Bも長年蓄積した技術を活用することで信頼性を高めることに成功した。定評あるH2Aのエンジンを使い、HTVを収めた衛星フェアリングの分離機構もH2以来の信頼性の高い技術で今回の成功は86年のH1打ち上げ以来の技術の集大成となる。
高度先進技術を応用したプロジェクトは長い時間と厖大な技術の積み重ねが必要だ。H2ロケット開発の歴史には手痛い失敗もあった。H2A6号機による情報収集衛星打ち上げ失敗の時は「470億円が宇宙のゴミ」とマスコミに揶揄された。
そんな時、「言い訳でなく、挑戦を」という姿勢で努力を重ねた結果が今回の成功に繋がった。高度先端技術の確立には長い時間と膨大な費用、そして努力が必要だ。技術開発に携わる者もそれを見守る国民もそうしたことをよく理解しないと高度先端技術の確率もプロジェクトの成功もないことを良く理解しておくべきだろう。
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