民主党が300を超える議席を背景に着々と体制を整えているのに較べて自民党は済世の顔さえ決められないでもたついている。首班指名の後で総裁選挙を行うと言うが、そんなにのんびりしていて良いものだろうか。機先を制して反攻の狼煙を上げないと取り返しのつかない手遅れになることもあるのだろうが、・・・。

元々自民党と言うのは中規模政党の集合体のような政党でその力の均衡をとらないとなかなか上手く動かないところがあったので意思決定に時間がかかるのが難点だった。しかし今回の大敗で派閥も崩壊して党自体が中規模政党になってしまったのだから今までの意思決定の方法を転換して迅速な対応が出来るようにしていかないといけない。

ところが何だかんだと理屈をつけては意思決定を引き延ばしているが、政党としての代表を擁して意思を表明すべき首班指名でその座を降りなくてはならない麻生総裁ではどうにもならないだろう。当のご本人は首班指名に反発が相次いでいることにお冠らしいが、もう終わるのだから潔く辞任して次の顔を選べば良い。

水面下では色々と動きがあるのだろうが、その気があるのなら表に出て来て名乗りを上げれば良い。確かにここで名乗りを上げるのは相当なリスクが伴うだろうが、黙って見ているだけでは失地回復も覚束ない。負けると分かっていても戦わなければいけない時がある。死ぬと分かっていても行かなければいけない時がある。今がその時ではないのか。それが出来なければ崩壊して消えて行くだけだろう。

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