海外株安や1ドル=92円台後半で推移する円高傾向を背景に先行きへの過度な楽観論が後退して売られ、日経平均株価は前日比249円60銭安の1万0280円46銭、東証株価指数(TOPIX)は同18.96ポイント安の949.81と、ともに大幅に反落した。東証1部の下落銘柄は88%、上昇が8%だった。出来高は19億6461万株、売買代金が1兆4660億円。業種別株価指数(33業種)は、保険業、銀行業、小売業、鉱業、電気機器、輸送用機器など33業種すべてが下落した。

米国景気は悪くはないようだが、中国株の動きがはっきりしないこととドル安円高が嫌われたのか日経平均は大きく下げて引けた。それでも底値は堅いようで10,200円が一応の抵抗線となっているようだ。今後も1万円台の前半でせめぎ合う相場展開となりそうだが、新政権の出方によっては大きく動くかも知れない。

為替の方は、

2日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、急落した米株を材料にドル売り・円買いが優勢となり、反落した。午後5時現在は1ドル=92円64~67銭と前日(午後5時、93円25~28銭)比61銭のドル安・円高。

どうもこれといった方向感もなく売り買いが交錯した結果、ジリ貧の円高ドル安で引けたようだ。結局、じりじりと値を切り下げたドルだが、米当局による流動性供給が続いていることで、大きくドル安が続くという心配はないという見方が多いようだ。いずれにしてもこの先の指標が米景気を占うポイントとなりそうだという。

今日のトヨタは、やっぱりドル安円高に弱かった。大幅に値を下げて引けている。トヨタは新政権にも新車販売助成を要請して行くようだが、結果はどうだろう。三菱重工も大幅安で引けた。そしてコマツもと思ったらコマツの下げは小幅だった。

追記:9月2日午後11時50分現在のNY原油価格は1バレル68ドル前後で取引されているようだ。

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