衆議院総選挙の選挙運動期間が終わった。あとは投票結果を待つだけだが、今回は民主党が政権を取るだろう。これは間違いないようだ。しかし民主党が政権を担当しても恐らく何も変らないだろうし、却って悪くなるかも知れない。
今回の選挙は政権選択か、政策選択か、などという見出しの割には内容を見てみるとレベルが低い。どっちが政権を取ったら何をもらえるかと言う選択でしかない。子供手当て、高速道路無料化、幼児教育無料化、高等学校実質無料化、職業訓練と月10万円の手当て、何でも感を配れば良い、ただにすれば良いのだろうか。ただほど高いものはないと言うが、・・・。
いずれにしても政策には金がかかる。何兆円、何十兆円と言う金が小槌を振れば出て来るわけでもない。それに見合う収入がなければ借金をする以外にはない。その借金が何所に回るのかと言えば次の世代、その次の世代だろう。
今回の選挙は政権選択でもなければ政策選択でもない、本当に考えなくてはならなかったのは今の時代に生きる我々が次の世代、その次の世代に何を残せるかと言うことだったのではないだろうか。何でもかんでも使い尽くして次の世代には負の遺産しか残せなかったでは申し訳が立たないだろう。
何がもらえるかではなくて今我々が何を我慢できるのか、本当はこの選挙でそれを考えるべきではなかったのだろうか。何か一つでも我慢して次の世代に何を残せるのかそれを考えるべきではなかったのだろうか。
民主党が政権を担当しても今の時点ではこれと言った政策はない。経済対策でも金を配れば内需が拡大するとか、その程度で取ってつけたような辻褄あわせでしかない。外交も然り、対等な日米関係などといっておいて内容を問われると米軍の環境破壊に対する原状回復責任を付加するとかすべての被疑者の起訴前の拘禁移転とかそんな程度でしかない。その他の外交にしてもアジア中心主義とか言うが、今、中国に擦り寄るのはあまりにも危険だろう。
選挙後の体制がどうなろうと一番必要なことは国民一人一人が権利を主張することばかりでなく受忍という義務を果すことを考えることだろう。金をばら撒けば何でも解決するわけでもないだろう。小泉政権の改革は間違ってはいなかったと思う。
市場原理主義は資本主義の基本なのだから民間に任せるところは任せれば良い。ただそれが上手く機能しないで閉塞感を生んだのは政治が弱者保護を怠ったことと企業が社会的責任を考えなかったことだろう。もう少しその辺りをしっかりと手当てしていれば高度経済成長時代のような右上がりは到底望むべくもないが、市場原理主義による改革もそれなりに機能したのかも知れない。
さて、これから数年の日本がどうなるか、どう変っていくのか、新政権のお手並みをじっくりと拝見させてもらうことにしようか。
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https://novel.blogmura.com/novel_long/
今回の選挙は政権選択か、政策選択か、などという見出しの割には内容を見てみるとレベルが低い。どっちが政権を取ったら何をもらえるかと言う選択でしかない。子供手当て、高速道路無料化、幼児教育無料化、高等学校実質無料化、職業訓練と月10万円の手当て、何でも感を配れば良い、ただにすれば良いのだろうか。ただほど高いものはないと言うが、・・・。
いずれにしても政策には金がかかる。何兆円、何十兆円と言う金が小槌を振れば出て来るわけでもない。それに見合う収入がなければ借金をする以外にはない。その借金が何所に回るのかと言えば次の世代、その次の世代だろう。
今回の選挙は政権選択でもなければ政策選択でもない、本当に考えなくてはならなかったのは今の時代に生きる我々が次の世代、その次の世代に何を残せるかと言うことだったのではないだろうか。何でもかんでも使い尽くして次の世代には負の遺産しか残せなかったでは申し訳が立たないだろう。
何がもらえるかではなくて今我々が何を我慢できるのか、本当はこの選挙でそれを考えるべきではなかったのだろうか。何か一つでも我慢して次の世代に何を残せるのかそれを考えるべきではなかったのだろうか。
民主党が政権を担当しても今の時点ではこれと言った政策はない。経済対策でも金を配れば内需が拡大するとか、その程度で取ってつけたような辻褄あわせでしかない。外交も然り、対等な日米関係などといっておいて内容を問われると米軍の環境破壊に対する原状回復責任を付加するとかすべての被疑者の起訴前の拘禁移転とかそんな程度でしかない。その他の外交にしてもアジア中心主義とか言うが、今、中国に擦り寄るのはあまりにも危険だろう。
選挙後の体制がどうなろうと一番必要なことは国民一人一人が権利を主張することばかりでなく受忍という義務を果すことを考えることだろう。金をばら撒けば何でも解決するわけでもないだろう。小泉政権の改革は間違ってはいなかったと思う。
市場原理主義は資本主義の基本なのだから民間に任せるところは任せれば良い。ただそれが上手く機能しないで閉塞感を生んだのは政治が弱者保護を怠ったことと企業が社会的責任を考えなかったことだろう。もう少しその辺りをしっかりと手当てしていれば高度経済成長時代のような右上がりは到底望むべくもないが、市場原理主義による改革もそれなりに機能したのかも知れない。
さて、これから数年の日本がどうなるか、どう変っていくのか、新政権のお手並みをじっくりと拝見させてもらうことにしようか。
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