日経平均株価は前日比60円17銭高の1万0534円14銭、東証株価指数(TOPIX)は同5.08ポイント高の969.31と、とも小反発。米国株の堅調地合いを引き継いで高寄りしたが、後場に入ってからは、上海株などの軟調が嫌気され、伸び悩んだ。東証1部の上昇銘柄は51%、下落は39%だった。出来高は19億2715万株、売買代金は1兆3129億円。業種別株価指数(33業種)は、パルプ・紙、その他製品、鉱業が上昇した一方、鉄鋼、ゴム製品、建設業が値下がりした。

総選挙を控えて全般に様子見の相場模様だったようだが、日経平均は今日は反発して引けている。日ごとに上げたり下げたり何だかシーソーのような相場だ。米市場が8営業日続伸となったことを好感し底堅い展開となったようだが、対ドルやクロス円で円高が進んだほか、中国株が下げ幅を徐々に広げマイナス圏に沈むなどマイナス材料もあり、また総選挙を前に手控え気分も引き続き強かったようでその分株価は伸び悩んだようだ。

為替の方は、

東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は小反発。取引材料に乏しく方向感に欠ける動きが続き、小幅な値動きとなった。午後5時現在は1ドル=93円89~92銭と前日(午後5時、93円67~70銭)比22銭のドル高・円安。輸出企業の売りもあって上値は重く、狭いレンジでの小動きとなった。

これと言った材料に欠ける中でドル・円相場はじり高に推移したようだ。序盤は、93.70円台付近で方向感に乏しい値動きとなっていたようだが、米国市場の回復傾向や欧州勢の参入でドル買いが優勢となり、一時93.90円台までドルが持ち直したが、94円台付近では、頭打ちとなり取引を引けたようだ。

原油価格は、

ニューヨーク27日の米原油先物は一時、69.83ドルの安値に下落していたものの、前営業日終値比1.06ドル高の1バレル=72.49ドルで引けた。

と米国株式の8営業日続伸でやや値を持ち直しているようだ。景気回復が進めば原油価格はもっと上がって行くだろう。

今日のトヨタは価格の動きはなかったようだ。トヨタはNUMMIでのGMとの合弁事業を打ち切ることを決めた。米国労組はこれを厳しく非難しているようだが、トヨタの生産調整とコンパクト化は今後も進むだろう。三菱重工は小幅な反発、コマツは逆に小幅な反落で引けている。

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