先週の日経平均は米国・中国市場に振り回された相場展開だった。特に落ち込みが警戒される中国市場の動きで乱高下が目立ったようだ。日経平均は7月末の水準で下げ止まったが、週末には米国の自動車購入支援策打ち切りと中国の銀行自己資本基準の引き上げというダブルパンチによろめいた。
今週の日経平均は米国自動車関連の動きに注目すべきだと言う。米国の自動車補助金制度は、財源を使い切ったことにで月曜日で終了する。20日のNY市場は、自動車関連が調整に入ったようだ。21日は反発しているので自動車購入支援打ち切りは織り込まれているだろうが、週明けの反応を見る必要はあるだろう。また中国市場の動向も目が離せないだろう。
補助金制度が11ヶ月で終了したことはそれだけ効果があったということなのだろう。景気が改善してきているようなので住宅関連指数や消費者信頼感指数、製造業景況指数などでもう一つ改善が見えれば更に上値も期待できるだろう。また、今一つさえない消費も、米小売業の決算は概ね予想を上回っていたようだ。米保険大手AIGは公的資金返済へ動くなど景気の基調は上向きへと変化しているようだ。
国内では30日の衆議院総選挙の投開票を控え、政策関連株に目が向きそうだ。民主党の圧勝が予想され、子供手当、高速道路無料化、2020年までの二酸化炭素25%削減などが注目されるだろう。ただし、二酸化炭素25%削減はリチウムイオン電池、太陽光発電といった環境産業に注目が集まるだろうが、大企業にとっては負担増になることも忘れてはならない。高速道路無料化によって輸送業界は潤うだろうが、同時に二酸化炭素対策への負担は相当に大きくなるだろう。子供手当による内需拡大も限界があるだろうし、政策期待が次第に低下してくると関連銘柄の反落もあるだろうからその辺りにも必要が必要だろう。
トヨタは高級ブランド「レクサスHS250h」の受注が1万台に達したようだ。トヨタは3月の減産緩和で底を打ち、決算発表で材料出尽くによる調整が入り、そしてレクサスやプリウスの好調が新たな上昇に結びつくかが注目される。国内では自動車メーカーの本格増産体制移行への期待や素材産業の生産引き上げといった動きが見られるという。高級車の増産は幅広い業種に影響を与えるため自動車業界が経済回復を加速するかも知れない。訳の分からない政策よりもトヨタの業績回復が最も市場に好材料となりそうだ。
日経平均は底堅さは確認されているが、上値もまだまだ重いようだ。一時期の過熱感はやや沈静化したものの調整傾向に入る可能性もあるようだ。経済のけん引役となるトヨタの回復が日経平均の本格的な回復の鍵になるだろう。そのほか、8月中期の1週間で新たにインフルエンザに感染して医療機関を受診した患者数が全国で約11万人に達したという。新学期が始まる9月以降、学校などで感染数が増加する可能性が高いが、インフルエンザ関連株が上げてもこんなことは全般的には経済にいい影響は与えないだろう。
そんな訳で今週の上値は、10,600円~下値10,200円程度だろうか。素人予想は当らないが、1万円台の前半と見れば遠からずと言うところだろう。
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今週の日経平均は米国自動車関連の動きに注目すべきだと言う。米国の自動車補助金制度は、財源を使い切ったことにで月曜日で終了する。20日のNY市場は、自動車関連が調整に入ったようだ。21日は反発しているので自動車購入支援打ち切りは織り込まれているだろうが、週明けの反応を見る必要はあるだろう。また中国市場の動向も目が離せないだろう。
補助金制度が11ヶ月で終了したことはそれだけ効果があったということなのだろう。景気が改善してきているようなので住宅関連指数や消費者信頼感指数、製造業景況指数などでもう一つ改善が見えれば更に上値も期待できるだろう。また、今一つさえない消費も、米小売業の決算は概ね予想を上回っていたようだ。米保険大手AIGは公的資金返済へ動くなど景気の基調は上向きへと変化しているようだ。
国内では30日の衆議院総選挙の投開票を控え、政策関連株に目が向きそうだ。民主党の圧勝が予想され、子供手当、高速道路無料化、2020年までの二酸化炭素25%削減などが注目されるだろう。ただし、二酸化炭素25%削減はリチウムイオン電池、太陽光発電といった環境産業に注目が集まるだろうが、大企業にとっては負担増になることも忘れてはならない。高速道路無料化によって輸送業界は潤うだろうが、同時に二酸化炭素対策への負担は相当に大きくなるだろう。子供手当による内需拡大も限界があるだろうし、政策期待が次第に低下してくると関連銘柄の反落もあるだろうからその辺りにも必要が必要だろう。
トヨタは高級ブランド「レクサスHS250h」の受注が1万台に達したようだ。トヨタは3月の減産緩和で底を打ち、決算発表で材料出尽くによる調整が入り、そしてレクサスやプリウスの好調が新たな上昇に結びつくかが注目される。国内では自動車メーカーの本格増産体制移行への期待や素材産業の生産引き上げといった動きが見られるという。高級車の増産は幅広い業種に影響を与えるため自動車業界が経済回復を加速するかも知れない。訳の分からない政策よりもトヨタの業績回復が最も市場に好材料となりそうだ。
日経平均は底堅さは確認されているが、上値もまだまだ重いようだ。一時期の過熱感はやや沈静化したものの調整傾向に入る可能性もあるようだ。経済のけん引役となるトヨタの回復が日経平均の本格的な回復の鍵になるだろう。そのほか、8月中期の1週間で新たにインフルエンザに感染して医療機関を受診した患者数が全国で約11万人に達したという。新学期が始まる9月以降、学校などで感染数が増加する可能性が高いが、インフルエンザ関連株が上げてもこんなことは全般的には経済にいい影響は与えないだろう。
そんな訳で今週の上値は、10,600円~下値10,200円程度だろうか。素人予想は当らないが、1万円台の前半と見れば遠からずと言うところだろう。
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