前日の急落の反動から押し目買いが入ったものの、上値は重かった。日経平均株価は前日比16円35銭高の1万0284円96銭、東証株価指数(TOPIX)は同0.07ポイント高の949.66と、ともに小幅ながら反発して取引を終えた。東証1部の39%が値上がりし、51%が値下がりした。出来高は18億5388万株、売買代金は1兆3062億円だった。業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、情報・通信業、医薬品が上昇する一方、鉄鋼、卸売業、海運業が下落した。

昨日は大調整が入って大幅な下落を記録した日経平均だが、今日は何とか踏み止まったようだ。ドルが高値に振れたという後押しもあったのだろうが、続落する世界市場で東京市場が踏み止まった意味は大きいだろう。それにしても昨日の反落は高値に過熱する市場で売りどころを探っていた投資家が米国の消費伸び悩みを切っ掛けに一斉に売り出したのだろう。今後はまた右上がりに戻るだろう。

為替の方は、

東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、世界経済の先行き不安が後退し、外貨投資の動きが強まるとの見方からドルが買われ、反発した。午後5時現在は1ドル=95円10~13銭と前日(午後5時、94円65~68銭)比45銭のドル高・円安。

何とか踏み止まった株式市場が安心感を与えたのかドルが買われて円が下げた。これは東京市場には何よりの応援で株価が小幅ながら値を上げたのもドル価格の上昇があったからだろう。

原油の方は、

週明け17日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、世界的な株安を受けてエネルギー需要の回復観測が後退し、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は前週末終値比0.76ドル安の1バレル=66.75ドルで終了した。中心限月終値ベースで約2週間半ぶりの安値。 

株価の反落を嫌気して大幅に値を下げている。別に原油が下げるのは度を越さなければ良いことだと思うが、この先は事前と右上がりの推移になるだろう。

今日のトヨタはドル高に後を押されたのか小幅に値を上げている。トヨタのレクサスHS250hの受注が発売から約1カ月で約1万台に達したそうだ。これは月間販売目標500台の20倍に当たるそうだ。HS250hがさほど燃費が良いとは思えないが、自動車はハイブリッド全盛のようだ。今日値を上げたのはトヨタだけで三菱重工とコマツは小幅ながら値を下げて引けている。

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