景況感の好転で、出遅れ気味だった金融株などが買われ上昇傾向が続いたが、方向感に乏しい中、輸出関連銘柄では利益確定売りが相次ぎ、上値が抑えられる展開となった。日経平均株価は前日比61円20銭高の1万0585円46銭と4日連続で年初来高値を更新した。TOPIXも同4.27ポイント高の973.51と続伸。東証1部の出来高は19億1398万株。前日米国市場は反落も上昇基調は継続。一方、7月中旬以降ほぼ一本調子の上昇でけん引役となった自動車やハイテクなどの大型株で利食い売りが先行した。

出だしは売りに押されて下げたもののその後は確実に値を伸ばし、年初来高値を更新して引けた株式市場だが、売ろうとしても上がり続けるのでなかなか切っ掛けをつかむのが難しいようだ。世間は盆休みで薄商いのようだが相場はなかなか元気が良いようだ。

為替の方は、

ドルの対円相場(気配値)は反落。前週末の米雇用統計を好感したドル買いが一巡、利食い売りが優勢に。午後5時現在は1ドル=96円86〜89銭と前日比53銭のドル安・円高。朝方からじりじり値を下げたが、昼前に発表された弱めの中国経済指標を受けて、外貨売りが広がった。ただ、お盆休みで取引は盛り上がらず、下値を売り込む動きにはならず。

日経平均が好調なことから円が買われてドルがやや下げて引けたようだ。しかし当面は1ドル97円を挟んだもみ合いが続くのだろうか。しかし景気はゆっくりとしかし確実に回復して来ているようだ。

原油価格は、

週末7日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米雇用統計の改善を受けたドル急伸を眺めて利益確定の売りに押され、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は、前日終値比1.01ドル安の1バレル=70.93ドルで終了した。 

続落して週末の取引を終了したようだ。原油も1バレル70ドルを挟んだもみ合いが続きそうだが、この先は緩やかに、あるいは急激かも知れないが値を上げていくことは間違いないだろう。

今日はトヨタが軽く値を下げ、三菱重工は変らず、コマツだけが小幅な続伸で引けている。トヨタは円が上がって利益確定で値を下げたのだろう。しかし徐々にではあっても今後の株価は右上がりだろう。

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