ニューヨーク株式相場は、雇用情勢の改善を示唆する経済指標を受け景気回復期待が強まり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比113.81ドル高の9370.07ドルと急反発して引けた。これは、昨年11月4日以来ほぼ9カ月ぶりの高値。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同27.09ポイント高の2000.25で終了した。ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比8590万株増の14億6777万株。

米国の雇用情勢などの好転を受けて景気回復期待に大幅に反発したようだ。米国雇用統計の数値が改善したのは確かだが、就業者数の減少幅は縮小したものの数が減少し続けているのは明らかで労働市場のすべてが一度に改善するとは望めないだろうという。現在の状況は、労働市場が引き続き下落基調となる中、経済活動が乱高下することがなく、徐々に安定していくといった過程にあるので手放しでは喜べないと言う見方もある。

為替の方は、

ニューヨーク外国為替相場は、米雇用統計の良好な内容を受けて、円売り・ドル買いが優勢となった。円は一時、1ドル=97円79銭まで下落し、当市場として6月15日以来、約1カ月半ぶりの安値をつけた。
 午後5時現在は、97円47〜57銭と前日午後5時(95円42〜52銭)比2円05銭の大幅円安・ドル高で推移している。

とこっちも米国経済回復期待で大幅にドル高が進行している。ドル高円安の進行は日本の株価には朗報だろう。週明けの株価はおそらく大幅に伸びるだろう。

原油価格は、

週末7日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米雇用統計の改善を受けたドル急伸を眺めて利益確定の売りに押され、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は、前日終値比1.01ドル安の1バレル=70.93ドルで終了した。 

続落しているが、これは為替差益の確定による売りが大量に出たためのようだ。景気回復が軌道に乗れば原油価格は間違いなく上昇するだろう。

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