6日の日経平均株価は反発。米国株市場は軟調推移となったが、日本株市場は前日段階で織り込んでいた部分も強く、指数先物を中心にショートカバー優勢で始まった。その後も企業収益の改善期待と底堅さを好感した買いが相場を押し上げ、後場に入ると指数先物に目先筋による仕掛け的な買いも入り、一時170円超上昇する場面もあった。大引け概算の日経平均株価は前日比135.56円高の10388.09円。東証1部市場の売買高は1971.80百万株、売買代金は1兆5031.83億円。

日経平均は昨日の下げにすかさず反応して値を上げた。第一四半期の企業業績が改善されていることを好感して値を戻している。自動車株の値上がりが相場全体に好影響を与えたようだ。米国市場の下落にも影響されなかったことが何とも力強いのかも知れない。

為替の方は、

東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は続伸した。世界景気に対する根強い回復期待から外貨投資の動きが持続した。午後5時現在は1ドル=95円19〜22銭と前日(午後5時、94円99銭〜95円02銭)比20銭のドル高・円安。朝方は、市場予想を下回った米経済指標を嫌気してやや安く始まったが、ファンドの買いも入ってじりじりと値を上げる展開となった。

前場でジリ貧となったドルが後場でじりじりと値を上げて小幅な円安ドル高で引けた。米国雇用統計を見極めたいという気分が強いせいか閑散とした相場模様だったようだ。

原油価格は、

5日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国の在庫増を受けて一時売り優勢となったものの、ドル安などをきっかけに上昇に転じた。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は電子取引で一時1バレル=72.10ドルまで上伸した後、前日終値比0.55ドル高の71.97ドルで引けた。中心限月の終値としては6月12日以来、約1カ月半ぶりの高値。 

景気回復傾向を好感して大幅に値を上げて引けている。かなりの高値だがこれからも年末に向けてじりじりと値を上げていくだろう。

今日のトヨタは、大幅に値を上げて引けたが高値更新はならなかったようだ。トヨタはハイブリッドに加えて12年に電気自動車、15年に燃料電池車をそれぞれ販売するという。先を見て開発を進めないと今はハイブリッド全盛でも次の時代に取り残されるのだろう。三菱重工は小幅な反発、コマツもそれなりにしっかりと値を上げている。

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