日経平均株価は前日比1円40銭安の1万0087円26銭と10日ぶり小反落。東証株価指数(TOPIX)は同1.87ポイント高の930.13と8日続伸。株価急伸の反動でハイテク関連の一角を中心に利益確定売りが出た。ただ、景気回復期待の根強さから買いも入り、もみ合いとなった。東証1部の下落銘柄は59%、上昇は34%で出来高は18億1508万株、売買代金は1兆2583億円だった。業種別株価指数(33業種)は精密機器、電気機器、石油・石炭製品が下落した半面、鉄鋼、不動産業、食料品が上昇した。

10日目にして極めて小幅ながらついに下落した日経平均だが、落ち幅は1.4円とほとんど動かないようなもので景気回復による株価上昇期待と高値警戒による利益確定売りがもみ合ったようだ。ころころと落ちた時とさほど状況は変わっていないように思うが、投資家の心理というのは不思議な読み切れないものだ。そんなわけだから1万円が底堅いとは言ってもこの先どう転ぶかわからないだろう。

為替の方は、

東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は小幅続伸。方向感がなく、狭いレンジ内でのもみ合いが続いた。午後5時現在は1ドル=95円15〜18銭と前日(午後5時、94円99銭〜95円02銭)比16銭のドル高・円安。

ドルが小幅ながら続伸して最低安定ラインの1ドル95円台を確保している。しかしドル円も方向感のないもみ合い状態でこの先どちらに転ぶかわからないが、政治に混乱が生じている日本が分が悪いかも知れない。

原油は、

週明け27日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、売り買いが交錯した後、対ユーロでのドル安などを支援材料に小幅続伸し、米国産標準油種WTIの中心限月9月物は前週末比0.33ドル(0.48%)高の1バレル=68.38ドルで終了した。 

これもやや頭打ち加減だろうか。このあたりが天井でそろそろ在庫増大などを理由に値が下がるかも知れない。油は景気の動向しだいだろう。

今日はトヨタは堅く値を上げている。プリウスの受注残が24万台で生産を拡大しても在庫が掃けるまで10ヶ月かかる計算だ。トヨタとしてはうれしい悲鳴だろうが、クラウンなどの利益幅の大きい高級車の受注が落ちているということになるとどうも喜びも中ぐらいかも知れない。三菱重工は好調が息切れしたのか小幅に値を下げている。小松は堅調に続伸して引けている。

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