日経平均株価は中国の経済指標などを好感して一時1万円を回復したものの、大引け前に出た先物の売りにつられて値を消し、前日比18円51銭安の9939円93銭と小反落した。東証株価指数(TOPIX)も同1.46ポイント安の928.30と反落。東証1部の下落銘柄が50%、上昇が42%だった。出来高は23億0723万株、売買代金が1兆5894億円。業種別株価指数(33業種)は、空運業、その他金融業、鉱業が下げ、銀行業、不動産業が上昇した。

今日の日経平均は当初は米国市場の反落で下げたが、その後、中国などの大陸株の好調で値を上げ、100円近く続伸したが、その後はこう着状態で引き際になって先物で大口の売りが入ったことを嫌気したのか、急に値を下げて小幅な反落で終わっている。終日先物に振り回される不可解な相場との見方が大方だったようだ。

為替の方は、

1日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、中国やオーストラリアの経済指標を好感したことを受けてドル買い・円売りが活発化し、続伸した。午後5時現在は1ドル=96円76~79銭と前日(午後5時、95円55~58銭)比1円21銭のドル高・円安。

出だしは中国やオーストラリアの景気回復傾向を受けてドル買いが先行、その後は上値重く推移していたが、欧州勢がクロス円で売りを仕掛けてからは96円後半でもみ合う展開となったようだ。

原油価格は、

30日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米景況感指数の悪化を眺めてエネルギー需要の回復期待が後退し、急反落した。米国産標準油種WTIの中心限月8月物は、前日終値比1.60ドル安の1バレル=69.89ドルで終了。9月物は1.54ドル安の70.84ドルだった。

英米の景気回復が思わしくないことを嫌気して1バレル70ドルを割り込んで引けた。原油価格は当面1バレル70ドルを挟んだ攻防が続くか。

今日のトヨタは値を下げて引けている。それでも日銀短観で自動車復活の傾向が出たことで下げ幅を縮小したようだ。三菱重工は小幅な反落で引けたが、コマツは値を伸ばしている。これは中国景気回復の恩恵だろうか。

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