ついでだから航空自衛隊の次期主力戦闘機選定についてもう少し書けば、米国がF/A-22の調達を打ち切る理由は、米国自体、本土が敵の航空攻撃に晒されることはないと確信しているからだろう。どちらかと言えば外地の戦闘地域で敵を征圧するための戦闘攻撃機を数多く欲しいということだろう。それなら高性能、高価格のF/A-22よりも性能はそこそこで使い易く低価格のF/A-35を数多く揃えた方が効率が良いのだろう。
米国に比べると他国の航空攻撃を受ける可能性が高い日本としては装備出来る航空機の数が制限されていることもあって一点豪華主義にならざるを得ないのだろう。そういう意味からF/A-22に喉から手が出ているというのは分からないでもない。
ここで装備される戦闘機は少なくとも今後3、40年程度は第一線機として防空の任に当たることになるが、ユーロファイターにしてもF-15FXにしても、その他のいわゆる4.5世代と言われる戦闘機群は今後の戦闘機の進化に遅れる可能性がある。特に設計年次の古いF-15やF/A-18などは改良しても限界があるだろう。
その意味から第5世代米国機がだめとなるとユーロファイターということになるだろうが、たったの40機程度をライセンスしても金額ばかりが嵩んで仕方がないだろう。しかもインフラも整備する必要があるだろうし。スゥエーデンのグリペンは機体としては特徴があって面白いが、何分にも古い機体だし、しかも小型に過ぎるだろう。これを自衛隊が装備することはまずあり得ない。
今の時点で面白いのはF-15SEだろうが、これもF-15にステルス性能を付け加えた機体で革新的なものでもない。大本命のF/A-22からすればどれも帯に短し、たすきに長しと言うところだろう。そこでF-2を推す理由は、
◎ ラインもインフラもあって生産に余分な金がかからない。 ◎ AAM4改とAAM5の運用能力はすでに確認済みなので支援戦闘機と言ってもマルチロールに適合する。 ◎ 制空能力も第4.5世代機に劣らない。◎ 翼の強度不足、レーダーと機体の適合性などの不具合はすでに解決済みでSSM4発装備でもかなりの運動性を有することも証明済みである。 ◎ 発展性に乏しいといってもエンジンの出力向上とコンフォーマルタンク型のバルジである程度のスペースを稼ぎ出すことが出来る。 ◎ 攻撃力は一流で対艦攻撃力は現在も世界一である。
などである。しかも40機ほどを追加生産して当面の必要機数を満たしておいて次世代の戦闘機については国産の可能性を探りながら十分に余裕を持って選択が出来る。しかし、実際にF-2がどんな能力、言い換えればどんな欠陥があるのか、門外漢の素人には計り知れないので何とも言えないが、F/A-22ではなく同じ第4.5世代機なら敢えて新しいものを導入する必要もないのではないだろうか。それでも1機120億円、40機で5千億、エンジンの装換、FCSの改良など改造開発などの費用も含めると6000億円程度になるだろうから1兆円を超えるF/A-22ほどではないが、これも安い買い物ではないようだ。それに太平洋戦争前と並んで史上最悪の政治もどうなるのか分からないので黙って様子を見るしかないのだろうが、・・・。
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米国に比べると他国の航空攻撃を受ける可能性が高い日本としては装備出来る航空機の数が制限されていることもあって一点豪華主義にならざるを得ないのだろう。そういう意味からF/A-22に喉から手が出ているというのは分からないでもない。
ここで装備される戦闘機は少なくとも今後3、40年程度は第一線機として防空の任に当たることになるが、ユーロファイターにしてもF-15FXにしても、その他のいわゆる4.5世代と言われる戦闘機群は今後の戦闘機の進化に遅れる可能性がある。特に設計年次の古いF-15やF/A-18などは改良しても限界があるだろう。
その意味から第5世代米国機がだめとなるとユーロファイターということになるだろうが、たったの40機程度をライセンスしても金額ばかりが嵩んで仕方がないだろう。しかもインフラも整備する必要があるだろうし。スゥエーデンのグリペンは機体としては特徴があって面白いが、何分にも古い機体だし、しかも小型に過ぎるだろう。これを自衛隊が装備することはまずあり得ない。
今の時点で面白いのはF-15SEだろうが、これもF-15にステルス性能を付け加えた機体で革新的なものでもない。大本命のF/A-22からすればどれも帯に短し、たすきに長しと言うところだろう。そこでF-2を推す理由は、
◎ ラインもインフラもあって生産に余分な金がかからない。 ◎ AAM4改とAAM5の運用能力はすでに確認済みなので支援戦闘機と言ってもマルチロールに適合する。 ◎ 制空能力も第4.5世代機に劣らない。◎ 翼の強度不足、レーダーと機体の適合性などの不具合はすでに解決済みでSSM4発装備でもかなりの運動性を有することも証明済みである。 ◎ 発展性に乏しいといってもエンジンの出力向上とコンフォーマルタンク型のバルジである程度のスペースを稼ぎ出すことが出来る。 ◎ 攻撃力は一流で対艦攻撃力は現在も世界一である。
などである。しかも40機ほどを追加生産して当面の必要機数を満たしておいて次世代の戦闘機については国産の可能性を探りながら十分に余裕を持って選択が出来る。しかし、実際にF-2がどんな能力、言い換えればどんな欠陥があるのか、門外漢の素人には計り知れないので何とも言えないが、F/A-22ではなく同じ第4.5世代機なら敢えて新しいものを導入する必要もないのではないだろうか。それでも1機120億円、40機で5千億、エンジンの装換、FCSの改良など改造開発などの費用も含めると6000億円程度になるだろうから1兆円を超えるF/A-22ほどではないが、これも安い買い物ではないようだ。それに太平洋戦争前と並んで史上最悪の政治もどうなるのか分からないので黙って様子を見るしかないのだろうが、・・・。
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