今日は北朝鮮がテポドン2を発射すると言われている日だが、注目はそのロケットに集まっている。しかし、真に注目すべきはその発射に対して各国が種々の思惑から日本海に兵力を派遣していることだろう。日本はイージス艦2隻にミサイル艇2隻、その他にも電子偵察機や地上配備のPAC3、そして日本海側に配備されている戦闘機隊はほとんど臨戦態勢だろう。
米国もイージス艦5隻に複数の電子偵察機、そしてミサイル追跡艦も電子の目を北朝鮮のロケットに向けているだろう。韓国、中国、ロシアもそれぞれの思惑から何らかの方法で北朝鮮の行動に注目しているのだろう。
そして、ミサイル発射に対する妨害は敵対行為とみなして報復すると大見得を切った北朝鮮も戦闘機隊をミサイル発射場の付近に移動させ、日米の艦船、航空機に目を光らせている。いわば敵対関係にある日米と北朝鮮の戦力が一触即発の状態でしのぎを削っていることになる。
こうした張り詰めた緊張状態が何かの加減で弾けると武力紛争に発展する可能性がある。そしてその紛争の一方の当事者は日本と言うことになる。北朝鮮と戦闘状態に陥っても日本が負けることはあり得ない。少なくとも海空軍力では日本は比較にならないほど北朝鮮を上回っている。一旦戦闘状態になれば数日から一週間程度で北朝鮮の海空軍戦力を壊滅させることが出来るだろう。
しかし北朝鮮には弾道弾が数多く存在する。これを発射されればMDを装備していても全てのミサイルを撃墜することは出来ないので当然被害は出るだろう。北朝鮮がミサイルを日本に向けて発射すれば日本の自衛隊がこれに応戦するのだろうが、あいにく自衛隊には北朝鮮のミサイル発射基地を叩くだけの十分な戦力がない。その時は米国が侵攻役を果たすのだろうが、米国がどこまでやるかはこれも分からない。
SM3にしろPAC3にしろそれなりの効果はあるだろうが、当然、その命中率は100%ではないし、数にも限りがある。米国から緊急に持ち込んでも数日はかかるだろう。1,300発のノドン全てを発射しても命中するのは3割くらいだろうが、それでも大型爆弾400発程度の被害は出るだろう。実質的な被害よりも今の日本人には精神的な被害の方が遥かに大きいだろう。何しろ叩かれっぱなしになるのだから。
そんなことが起こらないように祈るが、脅威と言うのは意外に身近にあるものだ。だから日頃から可能な限り脅威に対応できる体制を、精神的にも物質的にも、整えておくべきだろう。今回のことは、無事に終われば、それはそれで日本にとっては良い教訓になるだろう。1兆円に近い金をかけてMDを整備したのはこんな時のためなのだろう。それが無駄だったのか効果があったのか今回の事態をよく検討して次の事態に備えるべきだろう。
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そして、ミサイル発射に対する妨害は敵対行為とみなして報復すると大見得を切った北朝鮮も戦闘機隊をミサイル発射場の付近に移動させ、日米の艦船、航空機に目を光らせている。いわば敵対関係にある日米と北朝鮮の戦力が一触即発の状態でしのぎを削っていることになる。
こうした張り詰めた緊張状態が何かの加減で弾けると武力紛争に発展する可能性がある。そしてその紛争の一方の当事者は日本と言うことになる。北朝鮮と戦闘状態に陥っても日本が負けることはあり得ない。少なくとも海空軍力では日本は比較にならないほど北朝鮮を上回っている。一旦戦闘状態になれば数日から一週間程度で北朝鮮の海空軍戦力を壊滅させることが出来るだろう。
しかし北朝鮮には弾道弾が数多く存在する。これを発射されればMDを装備していても全てのミサイルを撃墜することは出来ないので当然被害は出るだろう。北朝鮮がミサイルを日本に向けて発射すれば日本の自衛隊がこれに応戦するのだろうが、あいにく自衛隊には北朝鮮のミサイル発射基地を叩くだけの十分な戦力がない。その時は米国が侵攻役を果たすのだろうが、米国がどこまでやるかはこれも分からない。
SM3にしろPAC3にしろそれなりの効果はあるだろうが、当然、その命中率は100%ではないし、数にも限りがある。米国から緊急に持ち込んでも数日はかかるだろう。1,300発のノドン全てを発射しても命中するのは3割くらいだろうが、それでも大型爆弾400発程度の被害は出るだろう。実質的な被害よりも今の日本人には精神的な被害の方が遥かに大きいだろう。何しろ叩かれっぱなしになるのだから。
そんなことが起こらないように祈るが、脅威と言うのは意外に身近にあるものだ。だから日頃から可能な限り脅威に対応できる体制を、精神的にも物質的にも、整えておくべきだろう。今回のことは、無事に終われば、それはそれで日本にとっては良い教訓になるだろう。1兆円に近い金をかけてMDを整備したのはこんな時のためなのだろう。それが無駄だったのか効果があったのか今回の事態をよく検討して次の事態に備えるべきだろう。
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